乳酸菌と私
ご存じでしょうか?
抗生物質をとると、腸内の細菌達も悪玉、善玉関係なく一掃されてしまうらしいです。
社会人になってから、お腹がゆるゆるな私。
先日の入院で抗生物質を点滴されておりましたので、憎っくき悪玉菌の奴等が死滅しているであろうこの機会に、腸内環境を改善してやろうと思い立ちました。
善玉菌を取り込むのに世界一適した食べ物といえば?
そう、ヤクルトです。
生きて腸内まで到達し、腸内環境を改善する乳酸菌 シロタ株を、1本(65ml)に200億個含んだ乳製品乳酸菌飲料でお馴染みヤクルト。
本当は巷で噂になっているヤクルト1000を飲みたかったのですが、あれは一見さんお断りらしいので今回は普通のヤクルトをスーパーで購入し、飲むことにしました。
ゴクリ。
うむ。乳酸菌達が口の中で弾けるこの感覚。久しぶりに飲んだけど、やっぱり美味い。
さあ行くのだ乳酸菌達よ!
生きて私の腸まで辿り着くのだ!
心の中でエールを送っていた私は、空になったヤクルトの容器を見てふと気付きました。
[製造元 (株)岩手ヤクルト工場]
なんという事でしょう。
どうやら乳酸菌と私は同郷だったみたいです。
なんだか彼等に親近感が湧いてきます。
それと同時に、乳酸菌がわざわざ岩手という遠方からやってきてくれたという事実に、少し感動してしまったのでした。
だって私の腸ですよ?
私が社会人になってから10年程度が経過しております。当然その間に、ヨーグルトやキムチ、納豆などの発酵食品を腸に向けて送り出した事はありました。
しかし、腸の状況は変わらず、ずっーとゆるゆるしています。
もはや生半可な善玉菌では到達する事の出来ない場所、善玉菌界のエベレストと言っても過言ではありません。ただでさえ過酷な道中だというのに、まさか岩手から私の腸に向かって来てくれるなんて。
ちなみに私は今、埼玉に住んでいます。
母を訪ねて3000里(12000km程度)移動したマルコの話が世界の名作となっているぐらいです。
乳酸菌はマルコの100万分の1ぐらいの身長しかないので、両者の身長差を考えると、私の腸を訪ねて400km移動した乳酸菌が世界の名作として語り継がれてもおかしくはないでしょう。
…ほら、なんだか皆さんも少し感動してきません?
先発隊の乳酸菌を送り出し、後発部隊を送り続けて今日で5日目になります。もう私の元に送れる部隊はありません。
「乳酸菌達は生きて腸まで辿り着けただろうか…?」
そんな私の不安を嘲笑うかのように、今日もお腹はゆるゆるしています。
最早私には乳酸菌の無事を祈ってnoteを書くことしか出来ないのです。
頑張れ乳酸菌!
生きろ乳酸菌!
りんごりらは 頑張る乳酸菌を 応援しています