ウラジーミルとスーズダリとは?世界遺産も解説!
ロシアの特徴的な玉ねぎ頭の教会。それがモスクワやサンクトペテルブルクといった大都市以外にもあった!しかも、かの有名な玉ねぎ頭の教会と肩を並べるほど印象に残る。この事実に驚きを隠せず、ウラジーミルとスーズダリについて調べてみました。ぜひ最後までご覧ください。
ウラジーミルとスーズダリとはどんな都市?
ウラジーミル
ウラジーミルはモスクワの北東約190km、ヴォルガ川の支流クリャジマ川沿いにあるロシアの古都です。ウラジーミル・スーズダリ大公国の首都にもなりました。現在はウラジーミル州の州都です。黄金の門、ドミトリエフスキー聖堂などをみることができます。
スーズダリ
スーズダリはモスクワ北東近郊の観光都市です。12世紀にロストフスーズダリ公国、続いてウラジーミルスーズダリ公国の首都になりました。ウスパンスキー大聖堂、ボゴリュボヴォ聖堂などをみることができます。
どちらもモスクワの北東部に位置する「黄金の環」と呼ばれる古都群の代表都市です。
ウラジーミルスーズダリ大公国の歴史
ルーシ諸国の一つ。11世紀半ば以降キエフ・ルーシが分裂すると、その北東部に位置するこの公国はいち早く強い自立傾向を示し,独立しました。1238年にモンゴル軍が攻めてきて属国にされました。完全に独立するまでに2世紀半もかかりました。14世紀半ばになると,キエフを含む南西ロシアがポーランドとリトアニアによって併合されました。その中でウラジーミルはロシア統一の象徴的役割を果たし、タタール支配下のロシアで中心的位置を占めていました。やがて15世紀末にロシア統一の中心となるモスクワ公国の一部になりました。
余談ですが、12~13世紀,ウラジーミル・スーズダリ派と呼ばれる芸術家の一団が形成され、イコン、建築などの面で中世ロシアの芸術に大きな足跡を残しました。それが後のロシア芸術の基礎を築きました。
ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群とは?
ウラジーミルとスーズダリ白亜の建造物群は12~13世紀に建設されました。ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群は、大草原に広がり、当時の繁栄を物語っています。ちなみにこの建物がロシア建築の元になりました。1992年に世界遺産に登録されています。
どれも素晴らしいものですね。よくみると、玉ねぎ頭の形になっているのがわかります。後にロシアはこれを元にして文化や芸術を発展させたのかもしれません。
ウラジーミルとスーズダリを観光することで楽しむだけでなく、当時の繁栄の様子や歴史を知ることもできます。「黄金の環」と呼ばれる古都群の代表都市なのもあって、多くの人が訪れます。
ここで紹介していない建物も素晴らしいものなので、ロシア情勢が落ち着いたら、みにいくと良いかもしれません。
今後ロシア建築の建物を紹介していくので今後ともよろしくお願いします。