Bourgogne Pinot Noir 2013 / Dom. Robert Sirugue
<タイプ>
赤
<生産者>
Dom. Robert Sirugue
<品種>
ピノノワール 100%
<産地>
フランス・ブルゴーニュ
<価格帯>
4000円弱
<コメント>
非常に評判の良い生産者ながら、最初に飲んだVosne Romanée 2011は硬く閉じていたのか全くヒットしなかった生産者にリベンジ第一弾です。これより後にChambolle Musigny Les Mombies 2009を飲んでいますが、記事公開はそちらが先となっています。3日間で飲みました。端正でいいラベルですよね。
1日目、グラスに注ぐと色はやや薄めの美しいガーネット。開栓直後は赤系の果実味と上品で程よい樽香。エキスの甘さと少しの酸味。ミネラリーで硬さと涼しさがあって、杉やわずかに土の感じもあります。余韻は上品な少しの青さのある感じです。
2日目になると少し渋みが気になる感じに。3日目は全体的に薄くなって、血や鉄、ミネラルが際立つ印象。味わい的には酸がしっかり底を支えていて、衰えた印象は薄いです。また香りは非常に質の良い樽香のおかげか、最後まで上品で甘やか、果実香とのバランスもいいです。
<感想>
これぞブルピノ、という高品位な樽香とトーン高めの果実香、味わいの底を支える酸とミネラルという感じで、高いポテンシャルを感じます。一方で、全体的に硬派でツンツンした感じというか、隙を見せない感じが強いのも否めないワイン。基本的にはLes Mombiesにも近い部分がありますが、あちらより力強く、エレガントさでは劣る感じでした。
広域といえど、まだまだ飲み頃は先、という硬さがあって、後7-8年置いといてもいいんじゃないかという印象すら受けます。なかなか広域のブルピノを20年近く熟成させる人もいない気はしますが、しかし、それぐらいのポテンシャルを感じました。全体的にこの生産者は早飲みではなく、10-20年単位の熟成で光るのではないかと飲んだ3本からは感じましたが、早飲みで高く評価している人もいるので、ヴィンテージによっては違う、あるいはちょっとおくと一度閉じてしまうタイプなんですかね。
食事に関しては、酸、ミネラル、エキス分、と揃っているので、鶏肉や赤身の牛肉などに無難に合うような印象です。
<点数>
79点