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Alternativa 2012 / Slobodné Vinárstvo

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<タイプ>

<生産者>
Slobodné Vinárstvo
<品種>
ブラウフレンキッシュ (Frankovka) 100%
<産地>
スロバキア ・Hlavná
<価格帯>
3500円前後

<コメント>
5日かけて4日間で飲みました。あまり見かけないスロバキアのワイン、かつ好みそうな自然派ということでチョイスしました。

1日目は非常に躍動感のある印象。針葉樹のニュアンスがアタックに有り、フレッシュですが、冷涼感が支配的です。トマトや赤ピーマンの様な独特の青みも少しあり、いい塩梅にアクセントになっています。味わいは決して濃すぎず、酸味と甘み、完全に溶け込んだタンニンがとてもよく調和。少しお菓子みたいな感じや、グローブやシナモン、オールスパイス、アニスなどのスパイスを合わせた様ななんとも言えないスパイス感も感じられ、かなり複雑性のあるワインです。さらに余韻にはバニラや穀物の感じが上品ながらも長く続き、完成度も個性も十分です。
2日目も引き続きフレッシュですが、甘みが出てきてさらにバランスよく調和した印象です。3日目になると果実の要素が少し減退したからか、ミネラル感、鉄や血、樽のバニラなど別の要素もよりはっきり感じられる様になって飽きさせません。さすがに1日空いて5日目になるとバランスが崩れ出している様に感じましたが、温度が上がると依然としていい感じで、ナッティーな余韻が楽しめました。

<感想>
青みが非常に特徴的で、その部分のニュアンスはMomento MoriのTrue Love Waitsにかなり近く感じました。そちらはネロ・ダーヴォラ、こちらはブラウフレンキッシュで、品種は違うのですが、それぞれの品種が似た特徴なのか、何か別の要因で似たニュアンスが出ているのかはわかりません...。どちらもマイナーというほどではないですが、頻繁に飲む品種でもないので、なかなか自分で理解できるタイミングは遠そうです。
全体的にかなり要素の多いワインで、表現が難しい様な複雑性があり、それでいてナチュラルさもある素晴らしいワイン。個性とバランスが高いレベルで調和していて、これが3000円台なのは圧巻ではないでしょうか。
料理との相性ですが、これも万能で、赤に合いそうなメニューならだいたい守備範囲に思えました。
味わいはとてもよく調和して、今が飲み頃という感じです。さらに経つとフレッシュさや躍動感よりももっと冷涼感や妖艶な雰囲気になるかもしれませんが...。いずれにしろ今飲んで間違いなく美味しかったです。

<得点>
85点

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