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Le petit prince ~A Leon Werth~

英語の映画の字幕を見ていて、文章通りに台詞が訳されているんじゃないということに気づいたときは、若干のショックを受けた。

これは、ちゃんとそのまんま理解しないと、って思った。

その経験を踏まえて。

星の王子さま、「あのときの王子くん」を青空文庫で見つけたので、スタエフで朗読を始めた。朗読を開始する際に思ったこと。それは、翻訳する人が一杯いるってこと。翻訳者の思いが交ざっている前提での文章であること。それならば原作者の思いにできるだけ触れてみたいと思った。そしてフランス語の星の王子さまを配信に繋げたいという希望のもと、本を購入した。

実際、フランス語で読んだからと言ってサンテグジュペリに触れられるかどうかは分からない。だけど、自分がそうしたいと思うからそうした。そして曲がりなりにも配信にこぎ着けた。

私は外国語が好きだった。

小学生の時、ラジオで英語を聞き始め、後ろの番組表を見て他にもいろんな外国語講座があると知って、じゃあ、あれもこれも聞きたいとワクワクしていた。

今スタエフを続けていて、そのときの自分を思い出す。

これをしたら得とか損とか、有益とか無益とか、これが何かの仕事に役立つとか役立たないとか、全くそんな枠がなくて、ただ自分がワクワクしてやってみたいからやってみる。誰に強制されたのでもない、ただ自分で目標設定して、自分でそれを乗り越える。出来るとか出来ないとか、何の計算もなく、ただやりたいからやる、面白そうだからやる。

子どもの時はピーターパン呼んで私も空を飛べるって本気で思ってた。ふわふわの雲の上で一杯遊べるって本気で思ってた。地面を掘り続けていったら、きっと地球の裏側に到達できるって本気で思ってた。今、そう思っていた自分を思い出して、胸が熱くなり、涙が込み上げて、自分で自分を抱き締めてあげたくなる。そして自分で自分に「うん、うん、そうだね、出来るよ、出来るよ。やってみようか。」そしてそれが出来なかったとしたら、「そうか、出来なかったね。じゃあ、なんで出来なかったのか、一緒に考えてみようか」って言葉をかけてあげたい。

決して、決して「そんなばかなこと考えるな!」とか「そんなこと考える暇があったら宿題しなさい!」とか、そう思っている自分を馬鹿にしたり、あざ笑ったりする言葉をかけない。

スタエフを続けることによって、自分で自分の扉を開いていける。今まで先が見えないことは恐怖でしかなかった。だけど、今、扉が一杯あることにワクワク出来るのは、本当にスタエフのおかげだと思う。

ラテン系の言語が好きだから、次はイタリア語も出来たら良いなあと勝手にハードルを作り、実は計画していたりする。(笑)


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