東京への思い~まるっきり関西人より~
なんで、日本の首都は京都のままじゃいけなかったんだろう?ずっとそんな怒りを蓄えていた。
まず、結婚して、初めて関西を出ることになったとき。そして、夫の仕事がどうしても東京に異動になったとき。どうしても東京に行きたくなくて、旦那さんには単身赴任してもらった…。
ありとあらゆる原因を探して首都が東京であることを恨んだ(笑)
そもそも徳川家康じゃなくて、豊臣家が勝っていれば良かったのに。とか。天下統一する前に徳川家康が死んでいたら、豊臣安泰の幕府で首都は京都のままだったのに、とか。幕府が終わっても、京都のまま、東京に行かなくて良かったのに。とか。
本当に、いつも、「東京」に対して、出来れば関わりたくない、ずっと関西の中だけでいい、そんな敵対心にも似た何かを持っていた。今振り返ってみると。
このたび、音声配信関係のイベントで、東京に行くことに決めた。
今までとはまったく違う、東京への愛おしい思い。
東京に行くことがこんなに嬉しいなんて。
そして東京から帰ってきても、こんなにも東京をキュンキュンした気持ちで思えるなんて。
今、音声配信スタンドFM、通称スタエフで出会った人たちと、東京でリアルに会ったことを一つ一つ振り返り、その思い出を配信している。
人生の中でのたった2日間の出来事だったけれど、私の今までの東京への思いがひっくり返った。その嬉しさを、大事にしたいと思って、出会った方々のことを思い出しながら、配信している。
全ての人のことを配信し終えたら全部が消えてしまうかも知れないって思って、ゆっくり配信しているのかも知れない(笑)それくらい、大切だった、一つ一つの思い出。出会った人たち。
声で繋がったことで、こんな自分に出会えるなんて、本当に嬉しい。
こんなきっかけをくださった、ウエハースさん、元ハース部の皆さん、そのほか、関わって下さった皆さん、本当にありがとうございます。
きっと、この2日間のことを配信し終えたとしても、この思いは消えない。
2日目、関西に帰る日に、スタエフで出会った人たちとランチの予定があった。少し早めに着いたから、それまでの間家族で東京駅をバックに写真を撮った。
ランチの予定が終わり、一緒に食べた人たちと写真を撮った。そして、私たち家族の写真も撮ってくれた。
二つの写真を見比べたとき、自分の顔の輝きが全然違うのが分かった。
スタエフの人たちと時間を共に出来たことがどれだけ嬉しかったのかをその違いが物語っていた。
人生の暗闇は、何らかの方法で、こうして光に変わっていく道筋にあるのかも知れないって、そう思えたこのたびの体験でした。
本当にありがとうございます。