Vol.12 1日を円滑に進める学級経営システム【5選】
今回は教員として実際に使える
『システム=仕組み』をみなさんに
紹介したいと思います。
「システム」とは、決まった組織の仕組み
だと思ってください。
「これはこういうものだな」と子どもが
分かれば、
わざわざ教員が、「並ぶんだよ〜」と
言わなくても並ぶようになりますし、
「授業の準備をするんだよ〜」と
言わなくても支度をするようになります。
非常に時短になります。
また、より安全に学校生活を
送れるようになります。
他にも教員それぞれが独自のシステムを
使って、子どもも教員も快適な生活を
送っています。
私も様々なシステムを構築し、
実践してきました。
今回は、実際に学校現場で採用されている
代表的なシステムをお伝えします。
お楽しみに!🙌
1 整列の仕方
学校には、移動する時に並んで静かに
移動するというものがあります。
ここで、並ぶ時にも静かに並ぶように、
何回か練習します。
最初は、並ぶのも一苦労です。
そして並び方を忘れてしまうのが子ども
なので、1人ずつ呼名をして、
並ばせた後、何回か練習させることが
重要です。
静かに並ぶ練習⇨並べなかったら
一回席に戻る⇨静かに並ぶ
できた!⇨褒める⇨もっと早く並ぼう!
こんなこともします。
並び順なのですが、
ここで気をつけたいことがあります。
「早く来た順に並びな〜」は、
あまりよくありません。
想像できますか?
絶対に走ってギャーギャー騒ぎ、
人を押し、怪我につながりかねません。
教室の中で走るのは、大変危険な行為です。
並び方は、体育の時や校外学習は、
『身長の小さい順から』
1番最初の人が「前ならえ」をするやつですね。
身体測定や行事などは、出席番号順です。
記録がつけやすいからです。
【図解】 出席番号順
※主任に合わせましょう
2 給食当番
給食当番は、給食が始まる前の4月に
決めておいた方がいいです。
お昼の準備の時間は、意外と短いです。
ここでダラダラ準備をしていると、
食べる時間がなくなります。
速やかに4時間目の授業を終了して、
給食の準備をしましょう。
手洗い・給食当番は着替えをし、
台を拭く当番に声をかけつつ、
教員も準備しましょう。
教員は、エプロンと三角巾をつけます。
子どもにすみやかに準備をさせつつ、
自分自身も準備をします。
そして、給食ワゴンは教員が運びます。
熱い汁物を運ぶのに、
教員自身もやけどをしないように
気をつけましょう。
ここでちょっとしたシステムなのですが、
給食当番が準備をしている際に、
『静かに・姿勢良く』待つことができている
列から呼んで配膳をします。
すると、運ぶ際に事故が減ります。
そして早いです。
3 名札をつける
日中に名札をつける学校もあります。
帰る時に、忘れずに外して回収します。
この時、外し忘れて帰る児童がいます。
それを防止する方法として、
宮澤さんの『学級経営の心得』という本に
ちょっとした工夫が書かれていました。
「名札を外した人は立って待つ」
そうすると、誰が外し忘れているのか
わかるそうです。
なるほどな工夫ですね。
これもちょっとしたシステムですね。
4 挙手をする、返事をする、席をたつ
立った時に、椅子を入れるか入れないかは
学校によって変わります。
学校で統一しているので、
学校の決まりに合わせましょう。
私は時短のために椅子はしまわせず、
そのまま答えを言うようにしています。
また、呼ばれたら返事をして速やかに
立つことや、静かに席に着くことも
学校生活では重要です。
5 休み時間に次の準備をしてからトイレに行く
休み時間に次の準備をしてから
トイレに行くのは、
低学年のうちに身に付けたいです。
すると、次の時間に授業がなかなか始まらないと
いうことがありません。
結構トイレに行きたがります。
小さい子はトイレが近いので、
すぐトイレに行かせましょう。漏らします。
まとめ
他にも、テストが終わった人から読書する。
道徳の時間が始まる前は、教材文を読むなど、
細かいですが、いろいろなシステムが
存在します。
少しずつ覚えて、決まり事として
決めてしまうと、子どもも迷わず、
教員もブレません。
毎日行うことや、毎回行うことが決まれば、
子どもも戸惑う必要がなくなります。
落ち着いて生活することにも繋がるので、
ぜひ取り入れて見てください。
それでは、チャオ〜✋