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いつも感じる授業する側の難しさ

こんにちは。RINGO_先生です。

私はもう教師を辞めましたが、
かつて小学校の学級担任と、
中学校の英語を
担当したことがあります。

今回は当時の授業のことを
思い返してみました。

授業って、楽しいですが
とても難しいんですよ。

「指導書があるでしょ?」
と言う人もいますが、
まさかその通りに
授業するわけがありません。

教師主体で考えて実行すれば
それは簡単なものですが、実際は

「その場の子どもたちに合った授業」

をしなくてはならないのです。

それこそが、本当に難しい部分。

「みんなが満足する授業」
を目指していつも
授業を考えていましたが、
小学校高学年や中学生であれば
個々の学力差はかなりのものでした。

最初の5分の導入で
ゴールが分かってしまうような
子もいれば、
最後まで真剣に取り組んでも
分からない子もいるんですね。

学級経営において
「2:6:2の法則」
というものをよく耳にします。

一般的に、学級には

・2割のとても学習が出来る層
・6割の普通層
・2割の学習が困難な層

があるという考え方です。

そしてよく、
「学級をよくするには
いかにしてこの
6割の層を引き上げるか〜」

なんてことを言われます。

「じゃあずっと困っている
2割の子はどうするよ…」

と私は考えていました。

課題のレベルを上げれば
学力の低い子は苦しいし、

一方で課題のレベルを下げれば
すぐにできる子は退屈します。

うん。みんなが満足できる
授業って、難しい。

…と、色々悩みましたが、
当時の私が辿り着いた
答えの一つは、
早くできた子を
「ミニ先生」として
育てる
ことです。

こちらの合図で
OKを出した子が困っている子に
ヒントを出したり、
一緒に考えたりするようにしました。

はじめは

・自分は解けても上手く伝えられない。
・手を止めている子が、困っていることを表に出せない。
・関係ないおしゃべりをする。

など、上手くいかないことも
ありましたが、
繰り返し行うことで
徐々に定着していきました。

この辺りから子ども達の
学校アンケートにおける
学習満足度が大きく
上がったことも覚えています。

正直、「みんなが満足できる授業」
なんてものは理想論であり、
毎時間のようにそれを
実現できる先生は
そうそういないと思います。

いつもすぐに
課題が解けてしまう子も、
繰り返しやっても
なかなか理解できない子も、
満足感が得られる学習。

もちろん最適解なるものは
ないでしょうが、
教師を退いた今でも
この問題には関心があります。

皆さん、もしくは
皆さんの周りの先生は
どのような授業をしていますか。

学習満足度の高い学級、
是非様子を聞いてみたいです。

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