踵骨骨折1週間:腫れた足と始まった本格固定の治療
「踵骨骨折から1週間:安堵と不安の狭間で見つけた小さな希望」
骨折から1週間が経ちました。
レントゲンの結果、医師から「骨のずれもなく手術は不要」と告げられた瞬間、胸に広がった安堵感は、言葉では表現しきれません。不安と痛みに押しつぶされそうだった日々。その中で、この言葉がどれほど心を救ってくれたことでしょう。
しかし、同時に理解しました。回復への道のりはまだ始まったばかり。この記録をつけることで、自分自身を励ましながら、これからの歩みを見つめていきたいと思います。
仮固定から本格的な固定へ
今日は仮固定だったシーネを外し、本格的な固定に移行しました。医師が「一度、足を確認してみましょう」と言い、久しぶりに自分の足を直視しました。腫れ上がり、黒く変色した肌、そして内出血の跡。その変わり果てた姿に、思わず「これが本当に私の足なの?」と呟いてしまいました。
固定作業が進む中で、骨を正しい位置に戻す調整が行われたとき、鋭い痛みが走りました。一瞬「本当にこれで良くなるのだろうか」という不安が頭をよぎりましたが、骨折直後の激痛を思い出し、「これくらいなら耐えられる」と自分を励ましました。この痛みが回復へのステップなのだと信じることで、どうにか乗り越えることができました。
続く痛みと痺れ、不安との向き合い方
本格的な固定に変わったことで、足全体の痛みは少し和らいだように感じます。それでも、親指から足の甲にかけて続く痺れと、全く動かない親指には不安を隠せません。まるで棒のように感じる自分の足。「これもリハビリで良くなるのだろうか?」と自問する日々です。
答えのない不安は心を押しつぶします。それでも、どこかで「きっと少しずつ良くなる」と自分に言い聞かせています。焦らず、一歩一歩を大切に。
固定式歩行器での挑戦
歩行の練習も始まりました。固定式歩行器を使い、少しずつ歩く感覚を取り戻す挑戦です。ですが、左足の半月板損傷や左手のけがの影響もあり、動きはぎこちなく、思うように進めないもどかしさを感じています。
「やりたいことはたくさんあるのに、何もできない。」そんな現状に、つい落ち込むこともあります。それでも、今できることに集中しようと心がけています。少しずつでいい。歩行器を使った一歩一歩が、未来につながると信じて。
今できることを一つずつ
未来への不安に飲み込まれる代わりに、今できることを一つずつ積み重ねる。それが私の回復の方法です。ベッドでの軽いストレッチや、リハビリで教わった簡単な筋トレ。進むペースは遅くても、それを「前進」と呼んでみようと思います。
「考えすぎない。ただ一歩ずつ進む。」
これを心の支えにしながら、毎日少しずつ自分を前に進めています。
同じ道を歩む誰かへ
私と同じように、不安や痛みに立ち向かっている人がいるなら、どうか焦らずに、自分のペースで進んでください。進むスピードが遅くても、それは確かに前に進んでいる証です。
この記事を読んで、少しでも「自分も頑張ろう」と思っていただけたら嬉しいです。私も、ここからまた一歩を踏み出していきます。