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教師の名言・格言  その39     No.045 「担任をするというのは、子どもとの一年契約と考える」

No.045 「担任をするというのは、子どもとの一年契約と考える」

「ほー」っと思った一言だった。
ある学校に勤めていた時の同僚の言葉。
放課後、職員室でいろいろ雑談をしながら、残務処理をしていた時のこと。
そこで出てきた言葉。
基本一年で学級担任は終える。
それまでは、
「一年間、がんばって子どもたちが勉強できるようにがんばるぞ。」
と思っていた。
「1年たったらこの子たちとも離れるなあ。」
ぐらいの思いだった。
2年続けて担任する子どももいるけれど。
ここで、契約という言葉は思わなかった。
広辞苑では、「契約」は次の三つの意味があった。
「契約」…①約束。約定。
     ②対立する2つの意思表示の合致によって成立する法律行為。
     ③キリスト教で、神が救いの業をなしとげるために、人間に対して示す特別な意思。
①が一番考えとしては近いかなあ。
こちらから子どもたちへの一方的な約束と思ってもいいかな?
教師としての強い思いと言っていいだろう。
では、どんな約束か?
それはもう決まっている。
まず、学習面。
次に勉強に対する肯定的な姿勢や力の育成。
また、生活面での忘れ物などが多い場合は、それもないように。
授業中もしっかりと考え、進んで自分の考えを言えるようにさせたい。
規律正しい学校生活。
などなど。
担任すると決まった時点で、子どもたちにどんな力をつけさせたいか(発達段階に応じた)を考えることは重要である。
全体もそうだが、一人一人の伸ばしたいところを見つけ、何をどれだけ伸ばせられるかを見とるのも大切である。

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