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いたまないと確認できないか
『竜とそばかすの姫』を観ました。
歌がとってもよくて散々聴いていて、映画はあらすじも知らず観ました。
思っていたのと同じような、より現実的なような、そうでないような。
途中で、主人公が人を守る時に顔を傷つけられるシーンがあります。
わたしが感じたことですが、ここだけ飛び出しちゃったな。と思いました。困難なことに立ち向かったことを表現するために顔を傷つける、という必然が傷だけにのっかったので、浮いてると感じました。
例えば、ナウシカも傷を負うシーンがありますが、流れの中で必然で、致命傷にはならなかったのが幸運というくらい流れの自然があるように思います。
しかし、傷つくこと自体に美学を感じてしまう、そこまでして、という気持ちが大きいと、流れの中で唐突に傷が起こり、物語から飛び出してしまう。
でも、それくらい、本気ということを見せるのが困難な日本の状況なのかもしれない。傷がアイコンのようになるくらい。
世界観や人の優しさが詰まった、そして問題提起も入れようとした、映画館で見るべき映画でした。当時心に余裕がなくて観られなかったのが悔やまれます。
Belleの歌はリピートで聴き続けてます。