実家じまいへの道①実家を残すか残さないか葛藤した日々
必要な方もいるかと思い、現在進行中の実家じまいについて書いてみます。
父が今年の3月に亡くなり、誰も住む予定のない実家をどうするか問題に直面しました。
母が亡くなったのが12年前で、亡くなってわりとすぐから、物だらけの家で父が安心して暮らせるようにと物を捨てようとしていたのですが、やれても一回2時間くらいを2ヶ月に一回とか、ずっとやらない期間が長かったりダンスなどの大物が多すぎたりで全然暮らしやすいようにはできていませんでした。。
大物も小物も含めてとにかく物が多すぎる!!
父が施設に移ってからは空き家を放置してはまずいと焦って片付けの頻度も少し上がったのですが、それも遅々としたペース。
何が入っているのかわからない謎の液体が入った瓶がたくさんあったり、
母の服はあらかた捨てたつもりだったのに色々なところから発見したり、
祖母の着物や布団が大量に出てきたり。
階段下収納めいっぱいからお店二軒開けるくらいの食器が出てきた時は卒倒しそうになりました。。
片付けで実家に行くたびに、いつかは処分しなければいけないというのはわかっているけれど、20年以上過ごしてきた思い出と愛着があるこの家を手放すなんてできないよ…と思っていました。
かといって私や妹が実家に住むというのも現実的ではなく。
処分する踏ん切りがなかなかつかない実家を皆さんどうしているかと思って周りの方に聞くと、あまり住んでないから思い入れがないパターンか、残したいと言った兄弟が住んでくれてる、というパターンが多くてあまり参考にならず…。
でも何度考えても住むメリットがないし、残したくても、残せないよなあ…と思っていました。
片付けをしていく中でどうしても写真やら、自分や父や母が大事にとっておいていた物といった「思い出品」と向き合うことになるのですが、それらを捨てていく中で、「家も結局はでっかい『思い出品』なんだよなあ」と思いました。
思い出品ってなかなか捨てづらいですが、父や母が大事に取っておいたものは私にはなんの思い入れもない物が多く、ポンポン捨てることができました。
もちろん、これは取っておこう、という物もありましたが、大半は要らないものでした。
なんでこんなもん取っておいたの?!
って、父や母に文句を言いながら捨てていました。
私が死んだら、実家は夫や息子にとっては「一番処分に困るめんどくさい代物」でしかありません。
私たちがちゃんと処分しないとならないんだよな、と思いました。
ちゃんと踏ん切りがついたかというとわかりませんが、家の価値は日が経つほど下がっていくので、そろそろやらなきゃと、売却か解体かにむけて本格的に動き出すことになり、遺品整理業者と不動産屋さんとやり取りさせてもらっているところです。
実家じまいはなかなか大変!
まだまだ続きます(笑)