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特養に移りました【父の介護】

父の介護の話です。


ペースト食、一人で立てない歩けない、寝返りすら難しい、という状態で病院から退院してきて、とても一人暮らしができる状態ではなかったのでショートステイを利用しながら別の施設を探そうという時に、

肺炎かなんらかの原因でいつ命が尽きてもおかしくないという状態になりました。

そんな状態では他の施設に移るなんてとても無理だったので、看取りもここでやらせて頂きますということでかなり長い期間ショートステイを利用させて頂いたのですが、

奇跡的に回復して歩行器を使って歩けるほどにまでなったので、在宅が基本であるここの施設にはいられないということで、別の住居型の施設をそこの施設のケアマネさんに探していただきました。

父の場合は要介護4の認知症もちなので特別養護老人ホーム(通称「特養」)一択で探してもらいましたが、要介護が2以下だと特養には入れないので、探すのがけっこう大変だと思います…。


2、3年待ち、ということもザラにあると聞く介護業界の中で、地域性なのか運良く空きがあるところが見つかりましたが、見つかったからすぐに移動、というわけにはいかず、約二ヶ月ほどかかりました。

今回施設がすぐ決まったことに関して関係あったかわからないですが、父は要介護4なので優先される、ということも言われました。

要介護3よりも4が優先、ということは要介護3でもなかなか入れない、ということですね…。


日程が決まったものの感染症が施設で出てしまった、ということで移動が延期になったりしたのですが、無事に移動でき、ようやく落ち着きました。

ただ…
施設を移ることは必然で、まして家でなんていられないのに、特養に入る=死ぬまで出られない、と思うと、なんとも言えない気持ちになりました。

施設もスタッフの方々もすごくよくて、ここなら安心、と思えたんですけどね。


義母が、義父を施設に入れるのはかわいそうで、と言っていた意味がわかりました。(義母は介護職です)

でも、私たちは父のことを見れないし、やっぱりこの選択は間違っていないと思いたいです。

こちらの施設だと面会の自由があまりないですが、また会いに行こうと思います。


自分が一番危なかったのに、父が一番心配しているのがうちの息子のことでじーんとしました…。
キャンプに行った話をしたらとても喜んでいました。


介護は本当に突然にやってきます。 

まだまだ、と思っていても、いざ施設にとなった時になかなかすぐに入れるものではないので、介護認定を受けたり施設を探しておくのがいいと思います。

特養だと本人の収入と貯蓄によっては減免制度もあるので役所に申請をする必要もあります。

そういった情報を集めることがまず重要だとおもいます。



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