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うれえるTRAILソロキャンパー

【文字数:約1,200文字】

 ここ最近、ソロキャンプをしていた女性にしつこく絡む男性キャンパーの話を見聞きする。

 過去はともかくキャンプ芸人と言われるヒロシさんも言及しており、これは燃える方向かと注視していた。

 前にも似たような話は見聞きしたような気がするけれど、今回は動画つきで絡み方もしつこく、多くの人の目に留まって気分を害したのだろう。

 1人でのキャンプをソロキャンプ、ソロキャンと呼ぶのも普通となり、キャンプブームを心配しつつも嬉しく思っていた人間として、今回の出来事を憂えている。

 ◇

 ただでさえキャンプ人口の増加により、ゴミ放置や薪の持ち去りなどの悪評を見聞きするのに、「キャンプってこわい」というイメージが強くなってしまう。

 わざわざ人里を離れて野生動物の土地に近づく趣味とはいえ、人間まで野生に戻る必要はない。

「おねーさん、どこ住み?
 オレのとなり?
 マジで?
 L〇NE交換しよ?」

 そんなのがキャンプ場に現れたら、いろいろと台無しだ。

 かくいう私はこれまで女性ソロキャンパーを見たことがないけれど、同性異性に関係なく、基本的にこちらから関与しようとは思わない。

 幸か不幸か先のような出来事を目撃したり、そもそも遭遇したことがなく。

 仮に遭遇したとして、こっちに火が飛んでくるのも嫌だから無視を決めこみたくなるけれど、さすがに放置や看過はできない。

 やり取りを聞いて解決策でなくても妥協案とかを考えたり、何かしらできることはあるだろう。

 今回の場合、他のキャンパーが遠くにいた可能性もあるから、やり取りを察知できていたか分からない。

 でも自然音しかないキャンプ場で言い争えば、けっこう遠くまで聞こえると思うのだけれども。

 ◇

 私は過去に『捨てられる焚火台を使うという選択』という記事を書いた。

 そんなことをする人間は、他にもおかしな工作をするのが好きだ。

 現在のバイクには荷物用の大型キャリアが存在しないため、ホームセンターなどで調達した金具を組み合わせた、お世辞にもカッコイイとは言えないキャリアを付けている。

 それを見て「こいつと関わりたくない」と思うのか、同じバイク乗りと出先で仲良くなった記憶がない。

 ヘッダー画像にしたのは純正の大型キャリアを付けていたおかげか、けっこうやり取りが発生したような。

 人は見た目が9割と言うけれど、バイクは見た目が9分9厘、つまり99%なのかもしれない。

 そもそも変な車種なのも無関係ではないだろうけれど、それでも私は楽しくて、いつか「ヤッバwww」と笑ってくれる人と出会える日を夢想している。

 だから将来有望かもしれないソロキャンパーを減らすのは止めて欲しい。

 1人でも楽しみたいと行動した勇者は、その行動でもって多くの人を動かすかもしれない。

 今回の告発が素行の悪い人間への警告となり、あるいは別のだれかが同じ現場に遭遇したとして、見過ごさない勇気を与えるよう願っている。


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