チカラ is パワー
【文字数:約1,000文字】
スーパーでコーヒーが安くなっていたので買ったら、すぐ使える粉ではなく豆だった。
豆で買う利点は好みの挽き具合で楽しめることで、だいたいの袋入り粉コーヒーは中挽きになっている。
今回の場合、たぶん豆を挽いてまで飲むのがメンドウだから安くなっていたのだろう。
前に豆の挽き具合で味が変わるのか試した際、無料で使えるマシンを利用した。
今回もそれを利用しようと思ったら、マシンがあるべき場所に商品が並んでおり、店員さんに聞くと「撤去しました」とのこと。
もとから古くて利用している人も限られていただろうし、合理化の一環として撤去したのだろう。
そうなると自前でコーヒーミルを用意する必要があり、前回は「そこまで拘らなくていいや」という結論になったから、3,000円くらいする電動ミルを買うつもりはない。
じゃあ手挽きので導入しやすいのといえば、DAISOの500円ミルだけど他の選択肢はないのだろうかと考えて、結局は「使えればよし」という消去法で選んだ。
実際にコーヒー豆を投入した状態がコチラ ↓
出勤前に1杯分のコーヒー豆を挽いて優雅な朝を迎える。
そんな妄想はハンドルを回して3分で粉々になった。ミルだけに。
理由は2つあって、1つはとにかく疲れる。もう1つは掃除の手間がハンパない。
ミルの性能もあるのだろうけれど、1杯分を挽き終わるのに5分近くかかるし腕は疲れ、もちろん使ったミルを掃除するのも大変だ。
掃除はどうにもならないから、せめて疲れるのは何とかならんかと考えた結果がコチラ ↓
ハンドルを固定する部分はネジ山になっており、適当なナットを締めれば、ギリギリ電動ドライバーの先端を噛ませるくらいのサイズになる。
ここに半自動コーヒーミルが誕生した──。
残念ながらドライバーの回転を抑えるのが疲れるので、改善されたのは回す手間が減ったのと連続運転しやすくなったくらいだろうか。
掃除するのが面倒なのは変わらないため、粉を受ける容器いっぱいまで挽いたのがコチラ ↓
やっぱり手挽きに憧れがあったけれど、実際にやってみると電動ミルが求められる理由に納得せざるを得ない。
とりあえず2週間分くらいは挽けたと思うので、粉だと味わいにくい濃さを楽しめれば、苦労したのもムダではないだろう。