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確定申告が嫌すぎたので税務署でバイトしてみた|書く習慣Day2

今日のテーマは「今やっている仕事、学んでいること」

「今」、私は税務署で短期のアルバイトをしている。

元々、地元で接客の仕事を5年程やっていた。
でも転勤族の彼についていくと決めて、どこでも働けるスキルを身につけようと思った。

仕事を辞めてからはフリーランスになりたくて、デザインの勉強をして、それで少しお金を稼げるようになった。

そしていよいよ彼の転勤が決まった。
はじめての同棲、見知らぬ土地、不安もあったけど最初はワクワクが大きかった。

そして病んだ。

友達とはオンラインで会話できるし、パソコンさえあれば仕事もできる。

でも実際会ってお喋りできるのはほぼ彼だけだし、その彼も仕事だったりで会えない時間も多い。

はやくこの土地に馴染まなければ…!!

本当は気軽に会える友達を作りたかった。
でもかなり人見知りだし、コロナもあって気軽に出会いの場に行けなかった。

じゃあもう働くしかない!

勉強や作業する時間が欲しかったので、とりあえずバイトを探した。
そしてどうせならやった事のない仕事がしたかった。

そんな時、税務署が確定申告のバイトを応募していた。

「確定申告」
この時期になると漫画家さんやフリーランスの人が怖がっているやつだ!!

そして私も確定申告をしないといけなかった。
頭で分かっていながらずっと後回しにしていた。

私は役所関係や書類整理、お金の事がめちゃくちゃ苦手だった。
延長手数料は何回払ったか覚えてない。

でももう私もアラサー。
お金の事からいつまでも逃げてはいけない。

もしかしたら仕事として、その事に詳しくなったら苦手意識もなくなるんじゃないか?
そう思って応募した。

無事に働ける事になった。
働くまでに確定申告を終わらせようと思ってたけど、やっぱり終わらなかった。

私の仕事は電子申告で送られてきたデータをパソコンを使って仕分けすることだった。

簡単な作業だったが、この仕事で国のお金が動いてると思うとなかなか面白かった。

そして上司がかなり可愛らしい人だった。
年配の男性なんだけど、気さくで、常に冗談を言ってて、バイトの私にも税の仕組みから丁寧に教えてくれた。

実際働いている人を見てると、あんなに興味がなかった税金の事に興味が湧いてきた。
慣れない電子申告で毎日来る似たような問い合わせ、小さなミスも許されない空気感、忙しすぎて常に走っている職員さん。

迷惑かけちゃいけないな。

家に帰ってすぐ確定申告した。
マイナンバーカードがあれば簡単にできた。

私が提出したデータが処理されていく様子もちょっと確認することができた。

そして生活にメリハリができた。

税務署の仕事も1人でずっとパソコンと向き合ってる、と言う点では在宅でやってることと変わらないのだが、

・分からない事を聞きに行くついでに会話ができる
・隣で同じように仕事をしてる人がいる
・人の話し声が常に聞こえてくる
・鼻をすすっていたらティッシュをくれる
・お土産のじゃがポックルを貰える

いや、普通のことなんだけど、しばらく1人でいた私にとってはすごく嬉しかった。
やっとこの土地に馴染めた感じがした。

オンラインで出来る事は色々ある。
でも、やっぱり直接会って、直接話すことでしか得られない幸福もある。

特に私はずっと家の中にいるのはダメな部類の人間だったみたい。

税金の事も知れたし、毎日規則正しい生活ができるし、確実に定時で帰れるから仕事終わりに勉強したりできるし、週末旅行にも行けるし

税務署、バイトしてよかったなぁ。
あともう少しお世話になるから、次は私がお土産を持っていきたいな。

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