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自作詩「桜」 朗読フリー台本

自作詩「桜」

音声配信等での朗読はフリーです🎙
許可なしでご自由にお使いください。
許可も無しでオッケーです!
※著作権は放棄していません

僕がstand.fmで公開している朗読も貼ってあります。
よかったら聞いてみて下さいませ!

「桜」 作リンド


今年も桜の季節が訪れた
桜が咲き、満開になり、散って行く
その姿に美しさを感じ、同時に儚さをも連想させる
桜を眺め、桜に何を感じるか
言葉にすれば同じ表現になるかもしれない
けれど言葉は同じでも人それぞれの感じ方がある
同じ桜を見ても人によって感じ方が違う
生きてきた中で身につけた感性や観念、
十人十色を桜に投影する
それは桜だけではなく、この世界にも言えるのかも知れない

「世界は1つ」
その言葉の前には「1人に」という言葉が付く
「世界は1つ」
では無く
「1人に世界は1つ」
なのだ

ひとりひとりがオリジナルの世界
唯一無二の世界を生きている
誰もが自分のフィルターを通して世界を見ている
無意識に色をつけて世界を感じている
ただ存在する世界に
真っ白なキャンバスに
自分の色を塗って認識している
1人1つ、与えられた世界

だからこそ、
好きな色を塗ればいい
見たいものを見ればいい
感じたいものを感じればいい

いつだって自分が色を選べる
いつだって自分が色を塗れる

意味の無いこの世界に意味を与えるのはいつだって自分なのだから...

stand.fmにて朗読配信中!!


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