阿修羅のごとく
お客様の貸切リクエストで私もご一緒させていただいた舞台『阿修羅のごとく』を配信ライブにて観劇
会場であるシアタートラムの四方を取り囲む客席の構造そのものが既に効果的かつサブリミナルな視覚的エフェクトとなり人物の相関図を理解するほどヴァーサスという背徳が倫理や道徳を欺くストーリーを迫真に迫らせる
総合芸術である映画と対照的な未完成のシチュエーションを完成に導く役者の技量と舞台の醍醐味
四方から取り巻く客席は相撲の土俵やボクシングやプロレスのリングのようでもあり…赤電話=赤コーナー?
vsで構築される台詞には日常に潜む会話のスピードとスリリングな軋轢=ある種の快感が生まれる
開演前に打たれた拍子木は柝の音(きのね)=あぁ… 劇団青い鳥の木野花さん演出だったのか
それこそ毎週のようにお芝居を観に行き毎日のようにCSのシアターチャンネルの放送を観ていた30代の頃の芝居への情熱が再び昂まっていく…
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