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思い出がその日を特別にする。

この企画に応募してくださった、たななこんぶさんのエッセイに感想を書きます。


▼たななこんぶさんのエッセイはこちら。


『3月って1日から神経尖ってるなぁ、と終わってからいつも思う。』

冒頭の一文が印象的です。

そんな”精神的に多忙な3月”の中で、唯一ほっとできる、春分の日前後の1週間のおはなしを、おばあさまの思い出とともに書いてくださっています。


エッセイのタイトルに出てくる「中日さん」というのは、春分の日のこと。
調べてみたら、地方ごとに違う呼び名があったりするみたいですね。興味深いです。


うちは両親が先祖供養をとても大事にしていたのですが、彼岸の1週間ってあまり記憶に残ってなくて。
意味は知っているけれど、具体的になにをするのかといったことには馴染みがないままここまできました。

幼少時のわたしが偏食だったので食べさせなかっただけで、じつは両親は彼岸団子やぼたもちを食べたりしていたのかな。


そういう意味でいうと、たたなこんぶさんの書いてくださったエッセイでは、その1週間についても触れてくださっているので、とても学びもあるものでした。

おすすめ記事3つのところで後述しますが、たななこんぶさんの書く文章は、教養の深さを感じるものばかりです。

「知らなかった!」という知識や情報が、やわらかい文章の中にきらりと光るんです。
説明的になりすぎず書ける筆力を感じます。


読み終えてみて感じたのは、「教科書に載っている意味だけじゃない」生きた時間の大切さ、尊さです。

季節行事って、思い出づくりなのかもしれないと思いました。
彼岸団子やぼたもちを食べていないわたしにとって、これまでの春分の日は、「ただの季節の変わり目」だったんです。

でも、たななこんぶさんにとっては違う。
慌ただしい3月の中で、唯一ほっとできる貴重で愛おしい日なのだと感じました。


これって素敵なことですよね。
その日に付けられた名前以上の意味を持って過ごせる。すごいことだと思います。

わたしも今年ははじめて、彼岸団子を用意してみようと思いました。

素敵な思い出と学びのある文章を読ませていただけてうれしかったです。



最後に、たななこんぶさんのおすすめ記事を3つ紹介します。

▼「地震」と「日本語」について書かれた記事。

▼わたしも帝王切開で全身麻酔をしたことがあります。「チャッター(詳しくは記事へ)」でもあると思うので、なるほどと思いました。
※ただ、1度目の出産で全身麻酔がきかずにパニックになったことから(痛みはない)、2度目は効くまで怯えきってて記憶がほぼないです…!

▼図解されているのが面白い視点だと思いました!
わたしも観葉植物が好きで色々集めてます。3年以上元気なのもあれば、枯れてしまうものも… やっぱり育てやすさってあるのでしょうね。



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三條 凛花 │  作家
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