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3月はきっと、振り返りの季節だ。

この企画に応募してくださった、灯火さんのエッセイに感想を書きます。


▼灯火さんのエッセイはこちら。


灯火さんのエッセイで描かれているのは、”衣替え”に近いのでしょうか、年度末や季節の変わり目ならではの、身につけるものを整理している様子です。

「ランドセルがリュックになる」

この言葉には、とてもはっとさせられました。
わが家では、まだ「ランドセル1つと通園バッグ1つ」の日々ですが、これから先、「ランドセルが2つに」、そして「ランドセルがリュックに」変わる日が来るのだと思うと、胸が少しだけぎゅっとなるような、不思議な気持ちになります。
けれども同時に、そんな日を迎えることが楽しみでもあります。


上にも書いたけれど、文章に登場する「3つのランドセルが2つのランドセルと1つのリュックになった」という描写がとても印象的でした。
なんていうのかな、ただの「物語の一場面」としてではなく、家族全員が次のステージへと進んでいる様子が目に浮かんできたんです。

子どもの成長を”物”を通して感じる場面は、きっと、親にとっても忘れられない瞬間になるのでしょうね。

中でもランドセルは、子どもたちの成長の象徴のようなものです。
まだ小さかった背中に、少し大きめのランドセルがアンバランスで重たそうで、不安をかかえながらも「頑張ってね」と送り出した日の姿は、きっとこれからもずっと心に刻まれていくのだろうなと思っています。

そして、灯火さんが体験したように、それがリュックに変わると「こんなに大きくなったんだな」と、さらに深い感慨が湧く瞬間になるのでしょう。

このエッセイをさらに特別にしてくれているのは、3月という季節なのだと感じました。

年度や所属(学校や職場)が替わる時期であるだけじゃなく、季節の変わり目でもあります。だからこそ、新しい生活のための準備や、既存の持ち物の整理に追われる時期になる。

そう考えてみると「3月」という時期は、忙しい中でも自然と振り返りの時間が生まれる時期なのだなと思いました。
中でも、子どもたちの成長や生活の変化を強く感じるのは、学用品を持ち帰っていたり、新しいライフスタイルへのつなぎの時期であったりするこの季節ならではのことかもしれません。


灯火さんの文章を読み終えた後、私の中に残ったのは「これからが楽しみだな」という明るい気持ちでした。

我が家ではまだランドセルを背負う子どもたちがいる段階ですが、その先に待っている新しい季節や成長を想像すると、ドキドキします。

そして、忙しい時期だからこそ、そんな変化を少しでも楽しめるように早め早めの準備していきたいなとも思いました。


子どもたちの成長を見守りつつ、自分自身も新しい春を迎える気持ちで、一歩ずつ進んでいきたい。
読み終えたあとにそんな気持ちにさせてくれる、爽やかな文章でした。



最後に、灯火さんのおすすめ記事を3つ紹介します。

▼こちらはとても勉強になった記事。わたしも毎日更新をずっと続けていますが(じつはブログを10年書いたあと、note毎日更新にひっそりシフトしていました。書かずには生きられない性質のようです)、ネタはあるのに書けなくて焦る日がやっぱりあります。

▼こちらも勉強になりました。「焦りにのまれる」わたしも経験がありま
す(というかよくなります)

▼これも。怒りに「◯◯」が必要だったというはなし、はっとさせられました。


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三條 凛花 │  作家
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