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完璧と思った家事分担ルールが不完全で夫婦ケンカした話

タイトルのとおり、この前、家事分担ルールが不完全で夫婦ケンカをした。

こんなnoteを書いたけど、2人育児になってからなかなか振り返り会議の時間が取れずにいる。今回のケンカの原因は、家事分担についてだった。

完璧なはずの家事分担ルール

夫は週の大半が在宅ワークということもあり、終業時間後は夕食・お風呂・洗濯・寝かしつけの家事を2人で分担してやっている。

お父さんっ子の長女は「お風呂、おとうさんと入る!」「今日はお父さんとねんねする!」と、親のどちらかが付き添う時は夫に一緒にいてほしいと願うことが多い。が、気まぐれなので5分後に「やっぱりおかあさんがいい〜」と前言撤回することもザラにある。

そうすると「この家事は夫/わたしが担当」と決めにくいのでわが家の家事分担にこんなルールを設けた。

・最終的なゴールを定める

 =夕食後、キッチンとリビングダイニングをきれいに片付けて翌日の保育園準備をし、子どもをお風呂に入れて洗濯機を回したうえで子どもを寝かしつけるのがわが家のルール。

・ゴールまでの道のりはどこをどう通ってもいい

 =食器洗いが先でもお風呂に入れるのが先でもどちらでもいい、など。

・求める成果が出てたら過程には口出しをしない

 =洗濯物の畳み方にダメ出ししない、など。

夫婦間の家事分担のコツで「家事の個数を平等に分担しようとすると失敗する」「やり方に口を出すとやる気失ってやってくれなくなる」っていうのを目にする度に、「うちのルールはその辺完璧にできてるし、長い間もわだなく運用できてるもんね!」と誇らしい気持ちでいたけれど、崩壊の足音はヒタヒタと近づいていた。

ケンカ勃発

あるタイミングで、爆発的に歯車が噛み合わなくなってきた。

「なんでわたしが次女をお風呂に入れてる間に、洗濯物を畳まず長女とテレビを見てるんだろう?テレビ見るなら畳みながら見ればいいのに!」

「なんでさっきわたしが調乳用のお湯をポットに入れたのに、それを捨てて新しくお湯を沸かしてるの⁈」

噛み合わないことにイライラして、わたしの態度が悪くなる。でも、何が悪いのかわからないし余計なことをするとさらにイライラが増すだけなので、改善のための行動が取れない夫。変わらない現状に結局イライラが募るわたし。

「何に怒ってるのかわからないよ。」

そう切り出した夫の言葉をきっかけに、静かなケンカが始まった。

👨なんで怒ってるの?
👩🏻べつに怒ってないよ。
👨でも不機嫌じゃん。

お互い、激昂型な性格じゃないので、会話だけ聞くと冷静に聞こえてたと思う。温度の高い炎は青い、って言うけどまさにそんな感じ。

お互い冷静に、冷静に会話を進めていく。

👨「なんでそんなに不機嫌なの?」
👩🏻「調乳用のお湯を沸かしたのに捨ててまた準備し始めたから」

と、なぜ不機嫌になったのかを話していく。
すると、わたしたちの家事分担のルールに足りなかったことが見えてきた。

うまくいかなかった理由

一言で言うと「共有不足」だ。特に次の2つの共有が足りてなかった。

1, いつまでにゴールに到着したいか(=時間軸)の共有
2, バトンタッチの時に、今何ができてて、何がまだできてないか(=現在地)の共有

1, 時間軸の共有

イライラが募り始めたころを思い返すと、長女の寝る時間が遅くなっていった時期と重なった。21時に寝かしつけを始めても、実際に寝るのは22時過ぎ。日によっては、寝かしつけ担当の親が先に寝落ちした後に一人で遊び続け、23時を過ぎることも…!

寝るのが遅くなるということは、朝起きられなくなるということだ。朝、なかなか起きず機嫌が悪い長女を見て「なんとかして早く寝かせて、生活リズムを元に戻さなきゃ…!少なくとも21時には寝かしつけに入ろう。」と焦るわたしがいた。

心に思ってるだけでは相手に伝わらない。わたしの夫はエスパーではない。

21時には全ての家事育児を終えて寝かしつけに入りたいわたし。
全てを終えて寝かしつけに入る、というゴールは共有できているが「何時に」が伝わってないのでテレビだけを見る夫。

そりゃ、噛み合わないわ。

2, 現在地の共有

「指示しなきゃ動かないなんてヤダよね。お互い新卒じゃないんだし。」

という想いで、ゴールだけ共有してあとはどの道を通っても何も言わないことをルールにしてきた。このルール自体は悪くなかった。

子どもが2人になるまでは。

子どもが2人になると、それぞれが子どもを1人づつ対応するのでもう片方がどうなってるか把握できない場面が出てくる。

例えば、長女とお風呂に入ってた夫が上がり、次女とお風呂に入るわたしとバトンタッチする時。お風呂待ちのわたしがどこまで家事を進めたか、お風呂に入ってる夫は把握できない。結果、準備が終わってる調乳用のお湯を捨てることが発生してしまうのだ。

夫との冷静な会話でそれに気づいたので、

「今までの「山の頂上までどこを通ってもいい」ってルールは変わらずだけど、これからはバトンタッチの時に「今何合目まで進んでるのか」とか「どのチェックポイントは通って、どこは通ってないのか」を共有するようにしよう!」

と、ルールをバージョンアップさせることにした。

時にはぶつかる大切さ

ケンカはなるべくしたくない。
なるべく平穏でいれるのがいい。

でも、だからといって夫婦の片方がガマンしたりモヤモヤを抱えたままは良くない。ケンカが始まる直前のあの空気は好きじゃないけど、気になってることを正面からぶつけてくれた夫に感謝!

あと、一度作ってその後も完璧であり続けるルールなんてないから、少し状況が変わったタイミングで見直し、必要に合わせて変えていくのも大事だと学んだ出来事でした。

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