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【読書感想】口先だけ褒めても態度でバレバレ、その通り。

書籍:「仕事ごころ」にスイッチを!
著者:小阪裕司

初版発行2002年の本です。2度目の育休が明けてちょうど自身のスイッチを探していた時期に読みました。
部下を持つリーダー向けの一冊かと思いますが、納得できることが多く読書の苦手な私もスルスルと読み進めることができました。
過去の自分を思い返して耳が痛くなるような気付きもたくさんありました。

人の心にスイッチを入れる人間心理の3大原則

①仕事と快を結びつける
ねぎらいの言葉をかける(感謝と敬意)
褒めるではなくねぎらう(よくやったね、お疲れ様)

②意味を与える
なぜこれをやるのか、都度伝える

③役割を演じさせる
例:スタンフォード監獄実験
本心からその人に期待する
口だけで期待してるよと言っても態度でばれる
人はあなたが期待した通りの人になる

新しいことをするときに周囲の抵抗は避けられない

人はなぜ抵抗するのか
→変化への恐れ

自分自身が楽しんでやると伝染する
→自分が楽しむことに注力する

普通の人をヒーローに変えるメカニズム

①不可能と思える目標が設定される
・メンバーは不可能と感じていて、あなたは不可能とは感じていない
・計測可能な目標である
・始まりの期日が明確である(キックオフミーティング、結団式)
・終わりの期日が明確である(打ち上げ)
※自分自身にも小刻みに目標設定して打ち上げ(ご褒美)するのもオススメ。そうするとメンバーの打ち上げも忘れない。

②試練を感動的に乗り越える
お客様からのありがとうと、メンバーからのねぎらい

③試練は彼ら自身の力で乗り越えさせる
指示しない、ヒント程度。言う通りにやった、では達成感が得られない
考える力を育てるための助言者、一歩先を知っている知恵者になる

心にスイッチを入れる方法~実践編~

①環境を快にする
・好きなものに囲まれて仕事する
 →観葉植物、子供の写真など
・BGM
 →必ずしもヒーリングミュージックではない。好みとTPOに合わせてその日によって変えてみよう

②演じるための衣装、肩書き
・ユニフォーム(制服)ではなくコスチューム(衣装)
・ニックネームで距離を縮める

③シンボルを作る、共感の旗を立てる
バッジ、スタッフTシャツなど

④お客様の声を貼る
強大なパワー。絶対やるべし、とのこと。

⑤合宿でビジネスビジョンを共有
合宿先:会社から1時間以上離れた場所
場所:温泉、和室、車座、とにかく素敵な環境で

良い方向に変わるときでも必ず何らかの抵抗が起きるのを不思議に思っていましたが、真面目な人ほど漠然とした「変化への恐れ」があるのかなと妙に納得できました。そんなときはゴリ押しせず自分が楽しむことに注力するというのを今後も心に留めておこうと思います。
本心から期待するってなかなか難しいような気もするけど、口先だけではバレちゃうってほんとわかるなぁ。
ユニポスのおかげで労いの文化がサクッと浸透したのは良かったなと思います。

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