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noteで働いて最高によかった10のこと

2024年8月末、四年間お世話になったnoteを卒業しました。思い返せばたくさんの思い出、感謝の気持ちでいっぱいです。
noteで事業開発とブランド戦略をやっていた私が、noteで働いてよかった10のことを書いてみました。

1. 社会の期待を浴びまくる

2020年9月、コロナ禍真っ只中に旧来の知人だったMさんのご縁でnoteに入社しました。スタートアップで事業開発の経験を積みたいと思っていて、ありがたいタイミングだったのです。

コロナ禍で急成長したインターネットサービスは数多くありますが、noteもそんなひとつです。巣ごもりでたくさんの人たちが、noteを書いたり読んだりし始めてくださり、ユーザー数もGMVもぐんと成長していました。

それにともなって、さまざまな企業がnoteに注目してくださるようになりました。食品、家電、金融など、だれもが知っている会社がnoteを始めたり、出版社や広告代理店も関心を寄せてくださいました。スタートアップで期待を浴びて事業開発する幸運を感じながら日々仕事をしていました。

2. ユニークすぎる経営陣

スタートアップで働くのはnoteが初めてだったので、そもそも一般的な経営体制をよく知らないのですが、それでもnoteの経営陣はとてもユニークだと思います。

まずCEOの加藤さんは元編集者です。しかも数多くのヒット作を手掛けられ、アスキーの編集をされていたこともあり、クリエイターに対する編集者としての温かいまなざしと、インターネットで創作を前進させるという強いミッションの、稀有な二面性をあわせ持っているのがすごいところです。加藤さんの人格そのままが、noteのサービスそのものだとすら思います。

加えて、さらにことを特別にするのがCXOの深津さんです。加藤さんのビジョンをnoteの体験に深く落とし込んだのが深津さんといっても過言ではないのですが、人類への大きな愛をもちながら眼前の事象を冷静に観察する、そんな方だと思います。深津さんは人生でご一緒できるものならぜひしておいたほうがいい、遭遇するだけでラッキー、そんな方です。

CTOの今さん、CFOの鹿島さん、CDOの宇野さん、そして私が事業開発で最もお世話になった執行役員の坂本さん。それぞれ特筆すべきお人柄の方々ばかりです。経営陣と直接お仕事できるのはスタートアップの醍醐味であり、クリエイティブな経営者と日々対峙できる環境はとても刺激的でした。

3. 6倍速で成長する

4年前の入社時、同じ部署のSさんのnoteに「noteでは6倍速で時間が過ぎる。」と書いてありました。当時は「まさかそんな、6倍速って。」と思ってましたが、実際ほぼそのとおりでした。私の場合は半年ごとくらいに受け持つ組織も自分の役割が変わっていって、普通の会社では絶対4年で経験できない数の仕事を経験できました。

4. クリエイターの時代を噛みしめる

noteを書いて数億円?!そんなことが起きてるって想像したことありますか?noteに入るまで、ふつうの人がSNSに何かを書いて収益を得るなんて、考えたこともありませんでした。

小説やエッセイを書く人、ビジネスの知識を伝える人、占いをする人、日記、マンガ、起業、AI、医療、伝統工芸、スポーツ、はたまたお寿司のことなど、noteにはほんとうに多様な創作があります。noteほどクリエイターの時代を体感できるサービスは他にないかもしれません。

5. すてきな人たちと働く

noteにはいろんな会社からきた、いろんな専門領域の優秀なひとがたくさんいます。AmazonやGoogleから来た人、有名な出版社やメディアの編集者、他のスタートアップで研鑽を積んだ人など、さまざまな人が集まって、アイデアを出したり知見をもらったりするのがいつも楽しみでした。しかもみんなすごくいい人です。

法務のトップは弁護士で経理のトップは公認会計士だったので、事業開発ではすぐに相談して答えを出すことができ、動きやすかったです。事業開発、コーポレート、エンジニア、PDM、データ、デザイナー、編集、PR、マーケ、法人営業など、みなさんとご一緒できたこと、感謝の気持ちいっぱいです。

6. 東京証券取引所で上場する

東京証券取引所にて。コロナ禍で入れる人数が少なめ。

2022年12月にnoteは東証グロース市場に上場しました。このとき私はブランド戦略室長で、IPOコミュニケーションとnoteロゴリニューアルというふたつのプロジェクトのPJMをしていたため、上場の瞬間を東京証券取引所で迎える幸運に恵まれました。

2020年9月に入社して2024年8月までの4年間、ちょうど上場の前2年と後2年を経験することができました。

7. 自宅で快適に仕事する

noteは2020年コロナ禍でいち早くフレキシブル出社制度を導入していました。私が入社する頃にはフルリモート体制が整っていて、コロナ禍で2歳児を育てていた私には最高の環境でした。

朝6:00から夜10:00のフレックスも、ありがたいしくみでした。働くママは夜の残業が難しい問題がありますが、上場前や繁忙期のどうしてもというときは、朝6時に起きてそのまま始業し、8時まで仕事をしてから娘の支度をして保育園に連れて行き、家事を済ませて9時半くらいからまた始業する、みたいなことをしていました。

逆に夜は早めに仕事を終えて夕食の準備をするなど、生活と仕事をうまく馴染ませることができて、本当に助かりました。

8. 子育て世代で励ましあう

noteにはSlackに#部活動◯◯というチャンネルがたくさんあります。私は#部活動子育てというチャンネルがすごく好きでした。

noteは30代・40代の多い会社で、子育て比率も比較的高いように思います。#部活動子育てはママのみならずパパもたくさん参加していて、いろんなお悩みやTIPSがあふれていました。

毎年クリスマス前になると、プレゼントどうするとか、イブが平日だからディナーをどうやって調達するかなど情報が飛び交っていました。昼休みにチキンの丸鷄をローストする人におののいたり、クリスマスなのに中華が食べたいから中華にすると宣言する自由な人にほっこりしたり。

つい最近は、夏休みの学童のお弁当をラクにする先輩ママのTIPSに助けられました。元気と知恵をたくさんもらった部活動でした。

9. 採用で人生に向きあう

会社員をしていれば、採用に関わることは誰しもあると思います。でもスタートアップの採用は段違い。凄まじいのひとことです。

noteでは各部門マネージャーが採用をリードし、人事と二人三脚で選考を行っていきます。私もマネージャーとしてほぼ4年間、業務の10-20%を採用に使っていました。書類を拝見したり面談・面接をさせていただいた方は、ゆうに数百人は超えると思います。

それだけ多くの方の人生の選択の局面に関わって、たくさんお話を聞き、ひとのスキルやキャリア、人生についておおいに学び、考える機会をもらいました。お会いしたみなさんがnoteについて少しでも良い印象を持ち帰ってくださっていることを願います。

10. たくさんの人に見送られて卒業する

最終日の送別会。別日に送別会をしてくれた皆様にも感謝。

2024年8月、noteを卒業することになりました。ご縁あって他の会社にお世話になることになり、急なお話でした。こちらはまた別の機会にご報告させてください。

4年間いろいろなチームを持たせていただいたり、人の採用に関わったりしたこともあり、退職が決まってからたくさんのみなさんとお話したり食事をしたりできました。自分のチームのみなさんはもちろん、忙しくてなかなかゆっくり話せない他部署のマネジメント陣とも普段できないお話ができました。

noteにいた間はコロナ禍で子どもも小さく、飲み会的なものに参戦することが少なめだったので、とてもうれしかったです。

最終出社日の送別会では幹事のみなさまほんとうにありがとうございました。お忙しいなか集まってくださった皆さん、退職された方や育休中の方、深津さんまで駆けつけてくださって、大感激でした。またどこかでnoteで出会ったみなさんとご一緒できるのを楽しみにしています。

私はnoteを卒業しますが、このとおり、noteはなかなかにおもしろくておすすめの会社なので、ぜひご興味のある方は、noteを始めたり、採用ページをご覧になったりしてみてください。長文読んでいただきありがとうございました。

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