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北欧のモダンで無骨な鋳物ホーロー鍋の話。

結婚祝いでいただいた赤のル・クルーゼがくたびれてきて、少し前から新しいお鍋を探していました。

ル・クルーゼから買い替える鋳物ホーロー鍋といえば、十中八九の選択肢はストウブだと思います。私もストウブを買えば事足りたに違いないのですが、鋳物ホーロー鍋のよさげなものってもっと他にないものなのかしらと探しはじめたら、面白いお鍋に出会いました。

結果、ストウブには至らず、そちらを買ったのでご紹介させてください。

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くだんのお鍋は、Finnish Design Shopで見つけたFiskarsのNordenというシリーズのもの。

Fiskarsは370年(!)の歴史をもつ、フィンランドのキッチンツールブランドで、元々はナイフやキッチンバサミが有名みたいです。

私が買ったのは4リットルサイズのお鍋で、ストウブでいうと、24センチサイズと同じくらいの大きさ。カレーやスープを週末に作りおきできる大きめのサイズです。

決め手は、このムービーがすてきすぎたから。

はぁ。
森できのこを摘んで。滋味深そうな野菜と肉と。
なんの料理なんだろう。
いいですよね。
鍋っていうか、森ですよね。

こちらによると、このNordenシリーズは鋳物鍋の他にフライパンもあるみたいです。余談ですが、北欧ブランドのキッチンツールって、男性が料理をしている写真がよく出てくる気がします。日常の風景だからなのか、ブランドとして意識しているのかどっちなんだろう。

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お鍋のふたを鍋の持ち手に引っ掛けて、垂直に立てることができます。蓋を置く場所に困らなくてこれが便利。トップの木製のリングはおしゃれなだけでなく、外して鍋敷きにできるらしいのですが、これはやったことがありません。

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鍋の表面は、鋳鉄に独自のコーティングが施されているらしく、高温調理や傷に強く、お手入れが楽とのこと。めちゃくちゃ洗いやすいです。

ひとつ難点は、めちゃくちゃ重いこと。4リットルサイズで6キロもあります。ちょっとした赤ちゃん並みに重い。ストウブの24センチは4.6キロだそうなので、プラス1.5キロ。

そんなわけで、たぶん、日本で発売されてもストウブのようには売れないだろう。サイズ展開もまだ少ないし、フランスの鋳物ホーロー鍋に比べると、モダンはさておきとにかく無骨すぎる。

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追記:数年使っての感想
使いやすく、何にでも合う。汚れがつかなくて、新品のようにずっときれいで大好きなお鍋。

写真は[Finnish Design Shop]の許可を得て掲載。

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