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我が家に北欧の超アンバランスな照明をお迎えした話。

子供のころ、床に寝転んで天井を見上げると、木目の模様がおばけに見えたりして、なかなか眠れなかった。

以前住んでいたアパートの天井は思い出せないのに、遠い昔に見た実家の天井のおばけ模様は覚えている。

子供は大人より、天井をまじまじと見るのだ。

我が家の天井には古い木目の模様はない。真っ白な天井では、見ていても退屈だろうから、娘がまじまじと見てしまう、なにか面白い照明でもつけてみようと考えた。

そんなことをぼんやり考えながらリビングの照明を探し始めたものの、全然イメージが湧かず、新居のリビングに照明がないまま半年が過ぎたころ(長い)、やっとこれに辿り着いた。

スウェーデンの照明ブランドPholcのMobile 100 Pendantという。

我が家のリビングの吹抜け天井に、まさにモビールみたいに不安定なバランスで、浮かんでいる。

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かっこいいのか悪いのか。非対称なので、どうも納まりが悪いような。
バランスは良くないように見える。

部屋の中央に吊る照明はシンメトリーな方がしっくりくるに決まっているわけで。なんだか、ずっと組み立ての途中のような、でも見慣れると愛着も湧いてくる。

女性のデザイナーが、ニューヨークのロフトに似合う照明をイメージしてデザインしたのだとか。ブルックリンブリッジの街灯にも着想を得たと書いてあるが、それがどんなのだかは知らない。

シルバー、ブラス、ブラックの3色あって、うちにはブラックをお迎えしました。

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灯りがついたところ。

我が家の電球は、もう少し黄味が強めなので、さながら小さな満月がたくさん浮かんだような佇まい。

ちなみにこれをフィンランドのインテリアECサイト、Finnish Design Shopから個人輸入した話は別の機会に。

娘が大人になって思い出すのが、天井の木目のおばけではなく、アンバランスにふわりと佇む満月のような光だとしたら、ちょっと嬉しい。

Brand Pholc
Shop Finnish Design Shop


写真は[Finnish Design Shop]の許可を得て掲載しています。

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