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令和4年9月定例会(第9回)一般質問 子育て支援について 子供の一時預かり 産後ケア

こんにちは。尼崎市議会議員 池田りなです。令和4年9月 第9回定例会 において、 子育て支援 子供の一時預かり事業と産後ケア事業について取り上げました。

まずは一時預かり事業についてです。私の元には保護者から「既存の一時預かり事業では預かり枠が少ない、事前登録が必要である、利用時間が短いことで利用しづらい」と声を聞いております。また、子育て世代と子育てを手伝いたいシニア世代がもっとマッチングできるのではないかと考えています。

ここで、参考になる事例を紹介します。 京都市では、シルバー人材センターに登録する女性が活躍するばぁばサービスという子供の一時預かり事業があります。事前登録不要、1時間500円から600円で平日8時から夜9時まで送迎可、生後6か月から9歳までの子供を預かってくれます。

http://www.kyoto-silver.or.jp/pdf/pinokio.pdf


<池田質問>
本市のシルバー人材センターでは、令和3年登録者は、男性2,326人、女性1,678人です。今後、シルバー人材センターが子供の一時預かり事業に注力し、女性会員に活躍していただくことについて、見解をお聞かせください。

<経済環境局長 答弁> 
まずは、シルバー人材センターが子供の一時預かりに特化した事業に注力し、女性会員に活躍していただくことについての見解はとのお尋ねでございます。

シルバー人材センターの子育て支援事業といたしましては、会員が御家庭等を訪問し、子供をお預かりする在宅保育サービスや、市内に41か所あるこどもクラブでの長期休業期間中の補助業務などがあり、多くの女性会員の方に活躍いただいております。

一方で、議員御指摘の子供の一時預かり事業につきましては、児童福祉法施行規則等で設備基準や保育内容、保育士の配置基準などが厳格に定められており、現時点におきましては、シルバー人材センターで実施することは困難であると考えております。

いずれにしましても、現役世代を支える分野として、子育てサークルやつどいの広場等での補助業務など、女性会員の活躍が期待できる職域におきまして、今後も積極的な事業開拓を図ってまいります。


続いて、産後ケア事業についてです。ここで参考になる取り組みを紹介します。

東京都江戸川区では、ゼロ歳児の家庭が1年間14時間無料で利用できる家事育児支援事業、えどがわママパパ応援隊があります。令和4年4月1日から7月31日、無料から有料サービスを継続して利用した世帯は584世帯中74世帯。他人が家で家事、育児をすることに抵抗がある家庭も無料で試せることで、継続利用につながっています。

また、派遣員の84.3%、255人のうち215人が空き時間を利用した江戸川区民とのことです。

<池田 質問>
本市が実施する育児相談のみではなく、産後ケア事業を家事支援に拡充することに対して、見解をお聞かせください。 シルバー人材センターに産後ケア事業を委託し、シニア世代に活躍していただくことに対して見ください。難しい場合、理由も教えてください。

<保健担当局長 答弁>
まずは、育児相談のみでなく、産後ケア事業を家事支援に拡充することに対し見解はどうかというお尋ねでございます。

現在の本市の産後ケア事業につきましては、産後に家族のサポートが十分に受けられない、また、授乳支援や育児指導などが必要な母子に対し、助産師が直接、御家庭へ訪問して必要な支援を行っておりますが、家事支援を必要とする世帯のニーズに対応できていないことは課題として認識をしております。

そうした中、今般の施策評価結果でも、主要取組項目の今後の展開方向に掲げておりますとおり、問題を抱える妊産婦が家事援助を受けやすくする制度の構築について、検討を進めてまいります。

次に、シルバー人材センターに産後ケア事業を委託し、シニア世代に活躍していただくことに対して見解はどうかというお尋ねでございます。  妊産婦の家事支援につきましては、そのニーズは母体の心身の不調や子育ての困り事に起因するケースが多いものと認識しております。

そうしたことから、家事支援の制度化に当たっては、先進的に実施する他市の事例も踏まえ、利用者が制度を活用する際には、抵抗感なくホームヘルパーを家庭に受け入れられるよう、母体の心身の不調や子育てに配慮しながら、家事支援を行う女性のホームヘルパーを派遣することができる介護サービス事業者の運営を想定しており、現在、シルバー人材センターの活用は検討しておりません。解をお聞かせ

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