私のイチオシ「イッキ聴きしたくなるポッドキャスト」
こんにちは。アライ@翻訳です。
(音声版でも配信しています。リンクはこちら)
さて、前回に続いて、今回もテーマ別のおススメポッドキャストの一押しエピソードをご紹介したいと思います。
今回のテーマは「イッキ聴きしたくなるポッドキャスト」。
よく、シリーズもののTV番組を「Binge Watching(ビンジウォッチング)」いわゆる「イッキ見する」と言いますが、この現象、ポッドキャストでも起こります。
ポッドキャストを月50本は聴く、今年に入ってイッキ聴きした私のイチオシはこちら。
1. 番組紹介
番組名は「HOMECOMING (ホームカミング)」
The first scripted series from Gimlet Media, starring Catherine Keener, Oscar Isaac, David Schwimmer, David Cross, and Amy Sedaris. Homecoming centers on a caseworker at an experimental facility, her ambitious supervisor, and a soldier eager to rejoin civilian life — presented in an enigmatic collage of telephone calls, therapy sessions, and overheard conversations. It's an innovative, immersive audio experience — a psychological thriller unfolding across the six episodes of Season One.
帰還兵の社会復帰を支援する施設ホームカミングセンターで働くセラピスト、野心家の上司、そして元の生活になんとか戻ろうとする元兵士を中心に、電話、セラピーセッション、ひっそりと聞こえる話声などを謎に満ちたコラージュで描く、Gimlet Media初のフィクションシリーズ。革新的で引き込まれる心理スリラーの世界観を、全6話からなるシーズン1でお楽しみください。(抄訳)
これ、フィクションなんです。
昔で言うラジオドラマ。三谷幸喜監督の映画で「ラヂオの時間」ってありましたよね。あれはコメディータッチなんですが、こちらは心理スリラーです。
2.あらすじ
簡単なあらすじから紹介したいと思います。
時代背景は現在。ハイディというある女性が主人公です。
ストーリーは彼女がウエイトレスとして働くレストランに、ある男が訪ねてくるところから始まります。
その男が、なぜか彼女の過去、前職についていきなり質問をしてくるのです。
「ホームカミングプログラムで働いてましたよね?」
実は数年前まで、ハイディは戦場から帰ってきた帰還兵の社会復帰を支援するプログラム「ホームカミング」で働くカウンセラーの一人でした。次々と浴びせられる質問に、彼女は戸惑います。
ハイディがなぜ前職を去ったのか。この男が、いったい誰なのか。そして、本当は何があったのか。
各エピソードは約30分ほど、シーズン1は全6話で構成されています。
3.番組おススメポイント
おススメポイントは2つ。
①耳からだけなのに、すごい臨場感がある
②ポッドキャストからドラマ化されている
登場人物も有名俳優が声を担当しているので良いのは当たり前なんですが、実は効果音がものすごく臨場感が出るように使われてます。
例えば、電話越しでの会話のシーンが出てくるんですが、着信音やノイズ、それから電波の悪さが上手く使われていて、相手の声が良く聞こえないシーンで登場人物が感じているイライラ感が、こちらにも伝わってきます。
そして、電話の聞こえ方が変わる事によって、自分が話し手と聞き手のどちら立場でストーリーを聴いているのか、自然と分かるようになっています。このシーンの切り替えが本当に絶妙なんです。
目に情景が浮かぶ、というよりも、耳だけでこれだけ登場人物の感情が手に取るように感じられるのは、衝撃的でした。
またこれ、すごいのがポッドキャストからドラマ化されたっていう事。ジュリア・ロバーツ主演で、Amazon Primeで視聴が可能です。
ドラマ化のライセンス契約、という新たなポッドキャストのマネタイズが証明された、すごい事例だと個人的に思っています。
これは第一話からぜひ聞いてもらいたい、心理スリラーのポッドキャスト。ちなみにシーズン2も既にリリース済みです。
是非、週末などに聴いてみてください。
それでは次回のnoteで。