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私のイチオシ「ポッドキャスト界の探偵ナイトスクープ」

こんにちは。アライ@翻訳です。
(音声版でも配信しています。リンクはこちら

今回もおすすめポッドキャストの一押しエピソードのご紹介です。テーマは「ポッドキャスト界の探偵ナイトスクープ」。

1.番組タイトル

番組名は「Reply All
実は、以前も何度かおすすめしたことのある一本です。

以前の記事より引用)
Gimlet Media配信のストーリーテリングタイプのポッドキャスト。インターネットに関する事なら何でも扱う番組で、2人のホストのナレーションが絶妙で面白いのが1つのウリだと思っています。
こちらの記事でも、電話詐欺をテーマにした、結構壮大なドキュメンタリーのエピソードを紹介しています。

一言で言うなら、ポッドキャスト界の探偵ナイトスクープ的な番組です。

2.もう一度おすすめしたい理由

今回なぜもう一度おすすめしたいのかというと、実は今、総集編が再配信されているからなんです。(ここでの総集編というのは、今までに反響の大きかったエピソードの再放送という意味。)

もちろん、昔のエピソードなんでスクロールして遡っていつでも聴けるんですが、リスナー側としてはわざわざおすすめエピソードを探す手間なく、当たりのエピソードが上から順番に聴きやすいという、お手軽な環境になっています。

実際はコロナの影響もあって、最新エピソードの配信ペースが少し落ちている合間合間に、以前の人気エピソードや、今だからこそリスナーに響くエピソードなどを再放送しているという事情があるようです。

3.探偵ナイトスクープ的なエピソード紹介

この番組、話の構成スタイルがエピソードによって様々あるんですが、今回はその中でも探偵ナイトスクープ的なエピソードを2本ほど紹介したいと思います。

まず1本目は行方不明のビットコインを探す話。(2018年1月放送)

この番組に、あるライターが6年前買ったはずの行方不明のビットコインを探し出してほしいという依頼が届きます。その価値、日本円でおよそ2000万円強の可能性!

失われたコインを探すため、壊れたPCからHDDを取り出して復活させ、電子ウォレットのありかを見つけるものの、履歴からはマウントゴックス経由で購入したことが判明。実はこの会社、2014年に破産。(俗に言うマウントゴックス事件です。)

今だ存在しているマウントゴックスのコールセンターへ電話するものの、取り合ってもらえず、マウントゴックスの元CEOにまで連絡し直接やり取り。結果が出ず。最終的に「ビットコインハンター」という仮想通貨を探すプロを雇います。

サラッと書きましたが、ものすごい人と調査の末、最終的に行方不明のコインの有りかを突き止めます。

そして2本目は、摩訶不思議な携帯シグナルのバミューダ―トライアングルの話。(2016年2月放送)

こちらは、ある街に引っ越してきたカップルからの依頼です。引っ越してからというもの、度々知らない人が「なくした携帯がここにあるから返してほしい」と言っては家を訪ねてくるとのこと。

家に秘密の扉でもあるのかと、隅々まで探すもののどこにも携帯らしきものは見当たらない。GPSで確かにこの家を指しているにも関わらず、実際のモノがありません。終いには、行方不明の友人を探しにこの家までやってくる人まで。

携帯会社や基地局、その工事業者などにたらい回しにされた挙句、最後にこの手のプロを呼んできます。家の中に無数にあるWifiや携帯などの見えない電波が引き起こしているこの摩訶不思議なバミューダ―トライアングル。これも、プロの手で最終的な原因を突き止めます。

4.ハマる理由

今回改めてハマった理由は2つ。

①探偵ナイトスクープ的なところ
②パーソナリティー2人がだんだん友達に思えてくる

1つ目の理由はまさに、この番組が探偵ナイトスクープ的なところ。紹介した2本だけとってみても、30分番組でそこまでするか!というほど深入りして、どんな問題も(ほぼ)解決しています。

2つ目の理由は、絶妙な会話の投げ合いが心地よくて、会ったことないのにパーソナリティー2人が友達に思えてくるところ。
パーソナリティーはPJ VogtとAlex Goldmanという2人なんですが、サブカルからパソコンの技術サポートまで、テーマの守備範囲もものすごく広い。
2-3週間に一回ぐらいのペースで会って軽くコーヒーでも飲みながら、話上手な相手のものすごい近況報告を聴く感じで、最高です。

5.最後に

この番組、ポッドキャストのタイプで言うと2人の仲良しパーソナリティーの会話タイプが入ったノンフィクションストーリーテリングタイプ。
実は、以前の記事でも書いたのですが、会話タイプが入るとノンネイティブには優しくない番組が多いんです。内輪ネタが分からなかったり、カジュアルな表現が多くなりがち。

ただ、反対に何本か聴き続けるとニュース系番組とは違うどハマりをします。学生時代、深夜ラジオを楽しみにしながらテスト勉強をした経験。あの感じです。

今だからこそ、人気エピソードがすぐに見つかるカルチャー系の人気番組。是非、総集編を聴きつつハマってみてください。

それでは、次回のnoteで。

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新井里菜(あらいりな)|Audio Journalist
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