灰崎凛音

はいざき・りんね:道半ば砕けぬストーリーライター、物書き。己のズレた「特性」を受け入れ…

灰崎凛音

はいざき・りんね:道半ば砕けぬストーリーライター、物書き。己のズレた「特性」を受け入れ、それらも書きつつ、小説家になるために日々精進中。現在書くことか英語を使うフルリモートの仕事を探しています。スキ・コメント・フォロー・サポート何でも励みになりますので是非。

マガジン

  • 「支離滅裂断片集」灰崎凛音

    灰崎がiPhoneの「ネタぶち込みアプリ」に書き溜めたものを晒すだけのマガジン。 「散文詩」とか言うと聞こえが良いが、割と意味不明で支離滅裂。

  • 灰崎凛音のエッセイ集

    きちんと章立てをし、全体的に短めに(当社比)、自分にとっても読者の皆さまにとっても実りあるエッセイを纏めていきたいです。書き手向け?

  • 連載小説「おっさんJCりーりのブルース」

    「なんじゃいおまえらそろいもそろって偏差値上げる時間あるなら品性を磨け!」 『留学』が『ピアノを習う』、『塾に行く』と同レベルで浸透している近未来。 中学二年生で帰国子女の篠崎凜々(しのざき・りり)は、県内でも有数の進学校に在籍しつつも自分が帰国子女であることを隠し、脳内ではおっさんのような口調で毎日くだを巻いていた。 ある放課後、凜々は教師に呼び出され、今度アメリカから転入してくる『ワケあり留学生』の言語面のサポートをしてくれないか、と頼まれる。進学に大きく作用する部活動をまったくしてこなかった凜々に対し、教師陣は大きくそれをカバーすると約束。 結局その留学生のサポーターになった凜々、そして留学生アイザック。 恋愛感情では絶対にないけれど、何かもっと深くて暖かいもので結ばれる二人の話。 (※かつて没りかけた連載小説です)(目指せ完結!)

最近の記事

  • 固定された記事

【募集】僕は仲間を待っているんです。

 こんにちは、今日も今日とて灰崎凛音です。  この記事のヘッダー画像には、僕がニューヨークの大学を闊歩している姿を後ろから親父に盗撮されたものを使用してみました。  そんな気分なんです。 (※「盗撮」ではなく「大学」にかかる)  僕がニューヨークに行った理由のひとりとして、Lou Reedというシンガーソングライターの存在があります。  元々はアンディ・ウォーホル(最大の理由)と関わっていた、 Velvet Undergroundというバンドのシンガーだったのですが、ソ

    • 短篇小説「遁走者の顛末」(約5700字)

       初めに、雲があった。  二年前の夏、眠りから覚醒したような、或いは天から不本意に産み落とされたような感覚を味わいながら、俺は茫洋と真上を向き、曇天の中少し目立つ白い雲を阿呆面で眺めていた。そうこうしている内に唯一の白い雲が消え、空が突然号泣するかのように雨が降ってきて、それでも微動だにできなかった俺の腕を初老の男性が掴んで『何しとるんじゃ! 風邪引くで!』と言いながら車に乗せてくれた。  それが俺の、今の俺の、一番古い記憶。 「今日も精が出るねぇ、若い人は」  そう声を

      • 「タップダンス脳漿」

         眼球もしくはまぶたの叛乱。流されてゆくアティチュードは根無し草であること自体がすでに存在価値で。 (だったらおまえが死ねよ)  たった一日のちっちゃな不条理の破片が毛細血管の中にぴったりとマッチしてしまう。血液は停止するも脳漿はすぐにでも外界で踊れるようにとタップダンスの練習に余念が無い。  よって今夜も死ねないかもしれない。何しろ心臓が止まってくれないのだから。 【了】

        • プロフィール欄を修正しました。有料記事1本目のテーマを変更しました。連載小説始めました。仕事依頼記事も書きたいです。でも小説の〆切りがとっくに過ぎてるっていう。

        • 固定された記事

        【募集】僕は仲間を待っているんです。

        • 短篇小説「遁走者の顛末」(約5700字)

        • 「タップダンス脳漿」

        • プロフィール欄を修正しました。有料記事1本目のテーマを変更しました。連載小説始めました。仕事依頼記事も書きたいです。でも小説の〆切りがとっくに過ぎてるっていう。

        マガジン

        • 「支離滅裂断片集」灰崎凛音
          6本
        • 灰崎凛音のエッセイ集
          1本
        • 連載小説「おっさんJCりーりのブルース」
          1本

        記事

          連載小説「おっさんJCりーりのブルース」第1話

          01:見た目はJC、中身はおっさん! え、それ俺やん つかね、こんな俺にもね、それなりの苦労ってやつがあるんよ。あ、思わず俺って言っちゃったけど私ね、女です女。  いや、俺とか言いたくなる苦労っぷりだわ昨今。なんかさー、いつまでこの『女子中学生』なる身分、そう身分に甘んじることになるのかと。ん、いや、俺今二年だから実質あと一年三ヶ月ってのは、ね、分かってるんです頭では。しかしですよ、卒業という名の解放から一ヶ月も立たぬ間に今度は『女子高生』! 俗に言う『JK』にね、なっちまう

          連載小説「おっさんJCりーりのブルース」第1話

          01:noteを始めて数週間、左右されないマインド(の重要性)

           こんばんは、灰崎凛音です。最近ローカルで小説ばかり書いていて疲れたので、ちょうどエッセイ・マガジンを作りたいと思っていたこともあり、ええいままよと筆をとりました。  僕にしては珍しく、目次など作ってみようと思います。 ◆PVやフォロワー数に左右されていた過去 今でこそ、いわゆる「なろう系」と呼ばれる小説投稿サイトに本業である中長篇を公開していませんが、ええ、そうですよ、過去にはやってましたよ。  僕は「カクヨム」を主に利用していました。  インターフェイスがきれいだっ

          01:noteを始めて数週間、左右されないマインド(の重要性)

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          TODAY'S 灰崎の原宿巡り&池袋トリトリ収穫祭

          TODAY'S 灰崎の原宿巡り&池袋トリトリ収穫祭

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          掌篇小説「DIGNITY 〜彼の信条〜」 灰崎凛音

           どうして僕がかくも理不尽に糾弾されなければならないのか、全く理解が追いつかなかった。  連中の言い分は、合衆国の平均値以上の知能指数を持ち合わせているとは到底思えないほど愚にもつかないもので、何をどう議論し誰がどうやったらあのような結論に帰着するのか、僕には分からなかった。分かりたくもなかった。  この州のトップの面々はおろか、フェデラルのご老体共までもが、そして他方でその辺りのストリートを散歩している幼女とそのシングルマザーまでもが、この僕に刑に服せと、不条理としか表

          掌篇小説「DIGNITY 〜彼の信条〜」 灰崎凛音

          「社会的『大人』とやらになる為に」

           少し  不平等ではございませんか?  働くこと  即ち  お金を稼ぐこと  そのようなことで  ただそれだけのことで 「大人」  か否か  断罪されてしまうなんて  まったくこの社会というやつは  この社会で真っ当に生きていける人々は  あんまりではありませんか?  そこにはもはや  人間性や  知能指数や障害の有無は存在せず  精神科医でさえもが  臨床心理士さもえが—— 「お金を集めろ それしかもう 言われなくなった」  あたくしは  この小さな胸の内  

          「社会的『大人』とやらになる為に」

          図書館に併設されているカフェでメシ喰ったので、今から執筆です。某×(伏せられない)に画像が上げられなくなったので不便ね。ま、書きますよ。

          図書館に併設されているカフェでメシ喰ったので、今から執筆です。某×(伏せられない)に画像が上げられなくなったので不便ね。ま、書きますよ。

          「懐古虫:インターネット老人会員のつぶやき」

           だって素敵だったじゃないですか。 『インターネット』を『ネット』と略すだけで奇異の目で見られていた時代。  CGIやPHPを玄人が作成し配布し、素人が学び、レンタルサーバーを借りて設置して、カスタマイズなんかしちゃって、様々なタイプの掲示板=BBSで様々なタイプのコミュニケーションが様々な速度で行われていて。  2ちゃんねるが問題視される前からあめぞう見てた僕なんかが思うのは、昨今飽和するSNSの方がよっぽど危険ってこと、ある見地からすればね。  少なくとも2ちゃんには

          「懐古虫:インターネット老人会員のつぶやき」

          短篇1本と掌篇2本を収録する小冊子を(手動で)作成するんですが、その際のモチベを上げるためのプレイリスト作りました。

          短篇1本と掌篇2本を収録する小冊子を(手動で)作成するんですが、その際のモチベを上げるためのプレイリスト作りました。

          有料記事書いとります。結構ヘヴィな話題ですが、WEBライターやっとった時に評価されとった、「重いトピックをライトにファニーに、なんなら笑えるくらいに書ける人」の真骨頂を発揮しつつ頑張っとります。よろ。

          有料記事書いとります。結構ヘヴィな話題ですが、WEBライターやっとった時に評価されとった、「重いトピックをライトにファニーに、なんなら笑えるくらいに書ける人」の真骨頂を発揮しつつ頑張っとります。よろ。

          その男、灰崎凛音につき(※自己紹介の没原稿をアップするという卑劣さ)

           のっけから何ですが、この自己紹介記事はVer.2です。  本当はセルフインタビューのでっち上げ取材記事を書いていたのですが、こちらの意図とは逆に、つーか真逆に、『インタビュー』というフォーマットだからこそ活きる部分と鼻につく部分が混在してしまい、後者が微弱にでも感じられるなら、凝った設定ではありましたが、捨てて、こうして素の文で自己紹介を書こうと決めた次第であります(ドラフトを読んで意見をくれた全ての方に感謝いたします)。  さて、自己紹介。  まず名前は「灰崎凛音」と申

          その男、灰崎凛音につき(※自己紹介の没原稿をアップするという卑劣さ)

          更新を怠ってる訳じゃないんだ、今小説2本と有料記事書いてる最中なんだっ。 皆々様、あぐらかいて刮目してお待ちください🙏

          更新を怠ってる訳じゃないんだ、今小説2本と有料記事書いてる最中なんだっ。 皆々様、あぐらかいて刮目してお待ちください🙏

          灰崎凛音・独占インタビュー(注:自己紹介)

          ——まず最初に、人生最初の創作について伺ってもよろしいでしょうか? 灰崎凛音(以下「灰崎」)「七歳の頃、偉人の伝記を読むのが好きだったんです。リンカーンとかエジソンとかに並んでベートーヴェンがあって、あ、僕は三歳からクラシック・ピアノを始めたんですけど、音楽室でもひときわ目立つじゃないですか、彼(笑)。それでベートーヴェンの伝記の中に、『この天才児は弱冠五歳にして曲を書いたのである!』と書いてありまして、まあベートーヴェン・レベルだったらコンチェルトとか交響曲だったと思うん

          灰崎凛音・独占インタビュー(注:自己紹介)