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願いは、大きく。目標は、細かく。
「世界平和」と短冊に書いたら、夫に「それより家庭の方が大事じゃないか」と言われたのは、去年の七夕のこと。
今年は無難に「家内安全」「無病息災」にでもするかと思っていたら、夫の書いた願いごとが随分と具体的だった。
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パパの給料アップ
仕事のトラブル減
ディズニーランドに行く
ママの本屋で1万円企画する
確かに叶えて欲しいことだけれども。
願いは、大きく「世界平和」でも良くない?と思ってしまった。
「総論賛成各論反対」という言葉があるが、「世界平和」に賛成する人は多いはずだ。
でも「世界平和」は、実現していない。
総論賛成各論反対は、どうして起こってしまうのだろう。
理想を掲げるのは簡単だが、実際に行動に移すことは難しいのかもしれない。
私は、図書館で働いているのだけども、アフリカの飢餓問題を調べている高校生と話す機会があった。
彼女は、将来アフリカの飢餓問題を解決したいという夢を語ってくれた。
ところが、家族には、「公務員にでもなった方が良い」と言われたそうだ。
それで、図書館のレファレンスに相談しに来たのだ。
図書館司書としては、『バッタを倒しにアフリカへ』など、アフリカの食糧問題を実際に解決しようとしている方の本を提供することができた。
でも、彼女の家族が悪いとは言えないだろう。
私にも2歳の娘がいるが、将来「アフリカに行きたい」と言われた日には、止めたくなるかもしれない。
娘の未来のためにできることは何だろうと、考えるようにもなった。
世界のことよりも、娘の将来を憂いてしまう。
そんな私に「世界平和」のためにできることはあるだろうか。
心が揺れることもあるけれど。
世界平和のために、まずは我が家の平穏を。
それが世界平和の一端を担う小さなステップだと私は、信じている。
大きな願いを叶えるために、目標を具体的にするのがミソなのかもしれない。
夫を見習って、身近なゴールを設定してみよう。
「家族で週末に公園に行く」や「地元のボランティア活動に参加する」といった具体的な目標だ。
「地域のゴミ拾いを月に一度実行する」とか「隣人とのコミュニケーションを大切にする」でもいいかもしれない。
私たち一人ひとりが、小さな行動を積み重ねることで、やがて大きな変化を生む。
願いは大きく、目標は細かく。
これが未来のためにできることだと、私は考えている。
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