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社会人一年目が、今すぐ購入-購買意欲はこうして操られる-を観た

観終わって、もやもやしている
自分の頭でちゃんと考えないといけないんじゃないかって。

観ている間中、自分の欲望について考えていた。
前から薄々感じていたけど、自分の欲求って本当に自分のものなのか?

それってもしかしたら、日々の生活で目にする広告、Youtube、雑誌、SNS、そこにいる人々の欲求が無意識に自分に入り込んで、それが欲しいって思わされているだけなのかもしれないって。

いつもお金が足りないと思っているけど、本当にそうだろうか。
それは本当に必要なものだろうか。絶対に手に入れたいと思っているそれがなくたって、もしかしたら幸せに生きることができるのかもしれない…。

例えば、私が今欲しいと思っているものに、香水が挙げられる。
私の好きなタレントが愛用していると紹介されていたもの。有名なブランドの香水。「良い香りで、自分をイメージ付けるために使っている」というそのコメントが印象的で、私もそうしたいと思ったことを覚えてる。

でもそれは一瓶で2万円くらいして、社会人一年目の私にはすぐに買えるものではなくて、今も欲しいものリストに入ったまま。
1つ2万円って高くない…?それは私がターゲット層では無いということなのかもしれないけど。あと、1つ買っても使い切れるか分からないくらいの量が入ってる。ミニサイズが販売されたらなぁって思っているけど、それも私がターゲット層ではないからそう思うのかもしれない。

それで、このドキュメンタリーを観て考えてしまった。私は本当にその香水がほしいって思っているか。
そもそも、電車の中とかで香水の香りきついなって感じたことって結構あるし…。でも、この人いい香りだなって感じたことももちろんある。付け方も大事なんだろうけど。でも2万円ってやっぱり高すぎない?って思ってしまう。その香りを纏いたいというよりかは、好きなタレントさんが付けているその香水を自分も所有したいとか、部屋に置いておしゃれな雰囲気を出したいとか、やっぱりそういうことだと思う。マーケティング戦略にあっさりと飲み込まれている…。

それだったら、ボトルだけ買って部屋に飾ればよいのでは…?
たしかに。それで満足しそうかも。(え?)
実際のところ香水って、付けた後不安になる。付けすぎじゃないかなとか、この香りが好きじゃない人は不快になってしまうかもとか、逆に付けたけど全然香りしてないんじゃないかとか。
もちろん、良い香りがする人は魅力的だけど。その高い香水を買う必要はなくて、プチプラのブランドとか、もう少しお手頃なヘアスプレーとか、バームとかでも十分かもしれない。

と、色々と考えたら別にその香水自体が欲しい訳ではないことに気づく…。SNSを見ておしゃれな香水の投稿とかを見ると、すぐに自分もそれが欲しいって思ってしまうけど、本当はそれが必要じゃないって気づくには、その度にこうやって考えないといけない。

それってすごく面倒くさいけど、資本主義の社会を生きていくには必要なことなのかも。企業が儲かるために賢い人たちが考えに考えた広告、日常生活で完全に避けるなんてできない。経済を活発にするには良いのかもしれないけど、社会人一年目の私がホイホイ2万円の香水やら買ってたらすぐにお金が無くなってしまう。

消費者の側も賢くなる必要がある。
そこでどうすればよいか、実践できそうな策を考える。
1,欲しいと思ったら、本当にそれが必要かを自分の頭で考える。
2,SNSを見ない。消す。
3,勉強する(こういったドキュメンタリーや、本を読むなど)

私は欲しいものリストがあるけど、一度見直してみようと思った。
っていうか、マーケティングって面白い…。

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