答えは、「インターナル・リレーションズ」の中に。
講義のために購入した教科書を改めて読んでみたら、
企業説明会であの時感じたのは、
社内に「インターナル・リレーションズが足りていないからではないだろうか…」と感じるようになった。
改めて読んだ教科書、本はこれ。
そして、記事はこれ。
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まずは、タイトルにもある「インターナル・リレーションズ」について要約すると。
組織内部の人間と良好な関係を築くこと。
組織が利益を出し続けるためには、
一人ひとりのモチベーションを引き出す必要がある。
引き出すためには、魅力的な組織文化を醸成し組織の一体感を作り出す。
まあ、要は
一人ひとりのモチベーションを引き出すためには魅力的な組織文化を作り、浸透させる必要がある、ということやな
このインターナル・リレーションズを行う目的のひとつに
「組織について一貫したイメージを持ってもらう」というのがある。
これがまさに、上記の記事の際に私が感じた違和感そのものであるだろう。
組織として、学生にイメージを持ってもらうためには、
社員たちは共通したミッションやビジョンを持ち、それを話せなければならない。なぜなら、学生たちはそれを見て判断を行うからである。
まさに、私が座談会で当たっていた社員たちはそれが欠如していた。
「仕事をする上で、意味も分からず仕事を行っていること。」
「入社を決めたのは、そこしか内定がなかったから。」
「入社1年目は暇すぎる(笑)」
これが事実としても、それを言ってしまうことで学生たちは企業のイメージの一部にしてしまう。それが一人ぐらいならまあ良いとしても、数人が続くとそのイメージは蓄積されレピュテーションとして固定されるわけだ。
若手の社員一人一人でも、学生にイメージを与えてしまうという自覚がなかったのか、本音で話すほうが良いと思ったのか…
後者を意図して話していたのなら、ギャップがないほうがいいと思ってくれていて企業にとってマイナスな発言をしていたのならまだしも。
そんなことはみじんも感じ取ることができなかったけど。
あの社員たちに組織の中でミッションやビジョンが浸透していて、そのような共通目的に向かって自分の仕事を落とし込んでいるのなら、あのような発言はきっとしない。
アイデンティティをそれぞれ社員たちが持って、
それを伝えられるコミュニケーション能力があって、
学生にイメージを持たせ、
レピュテーションとして固定させることができる企業は
きっと、面白い。
あの時、この企業はないな。
と直感で思ったが、この本を読んで理解することができた。
そして、
私も仕事をする上で何年か経った後に学生の前で話す時がもし来たら、
学生たちに良いイメージを持ってもらえるように、
企業のアイデンティティを自分なりに咀嚼し仕事に落とし込み、
それらを学生に伝えられるコミュニケーション能力を持ち、
憧れられる社会人になりたい。
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