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【読書ログ】 『旅屋おかえり』 原田 マハ

ハッピーバレンタイン!
といっても、特に何をするでもなく、過ぎてった1日でした。
ゆっくりとリフレッシュした3連休を終えて、日常へまた戻っていく・・・そんな感じです。

さて、ちらりと以前の記事でもお話をしましたが、今回ご紹介するのはこちらの本!

ただ・・・私、ちょっとやらかしちゃいました(笑)!
←だいぶおっちょこちょいです。

じつは、『旅屋おかえり』という本をKindleの「読書履歴からのおすすめ」で見かけて、あらすじを読んだときに「絶対読みたい!」と思ったので、タイトルだけをメモしていて。
この記事を書こうとして気づいたのですが、今回読んだ方は「特別編」のようなので、先にこちら(↓)を読んだ方が良かったのかもしれません…。


主人公の丘えりかはタレントから、ひょんなことから依頼主に代わって旅をする「旅の代理人」に。
旅先での出会い・経験から、えりかが何を感じ、何を思うのか・・・。

私も、本編はこれから読むので、このシリーズの魅力を語り尽くせないかもしれませんが、特別編の『丘の上の賢人 旅屋おかえり』を読んで感じたことを、あまりネタバレしない程度に書き記しておこうと思います。


まず、何よりも「あなたの旅、代行します!」という主人公・えりかのお仕事が素敵だなぁと思っています。
大好きな「旅」が、そして自分が目にして、耳にして、感じたことが、仕事になる。
自由に身動きが取りづらい今だからこそ、なおさらそう感じるのかもしれません。
もちろん、依頼主のさまざまな事情を踏まえ、その期待に応えることが必要なので、ただ「楽しむ」だけのものではありませんが、それでもなんだか心惹かれるものがありました。


そして、「特別編」を読んでみて感じたのは、じんわりとした温かさ。
特に、家族に限らず、「”おかえり”で迎えてくれる場所があること」や「待ってくれている人がいること」のありがたさや温かさが、なんだかじーんと心に沁みました。

「ふるさと」って、生まれ育った場所だけを意味するように感じるかもしれませんが、きっとそうじゃなくて。
生まれ育った場所以外にも、

長く生活して、新しいご縁ができた場所
束の間の旅で訪れたものの、そこで特別なご縁ができた場所

などなど、もしかしたら他にもあるかもしれない。


そんな「心のふるさと」に思いを馳せるきっかけになる本じゃないかなぁと思っています。
すごく温かい気持ちになれる本なので、ぜひ読んでみてください!

私はこれから見落としていた「本編」を読んでみたいと思います。


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