Vol.5.19 ドタバタ料理実況ログ:カレーライス編
週も半ば。
私の中で水曜日は前半終了の合図でもある曜日。
ちょっと一息と後半戦に向けた気合を入れる意味も込めて、水曜日の夜ご飯はカレーライスの日が多い。
今回はこの日のために、冷蔵庫の中はカレーライスの材料がスタンバイされている。
じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、豚こま肉、市販のカレールー。
私のカレーの材料はいつもこの5つ。
他は何もいらない。
まずは野菜の下ごしらえから取り掛かろう。
じゃがいもの皮を剥いて、一口大のサイズにカットして水に浸してしばし入浴して頂こう。
次はにんじんを乱切り、玉ねぎはやや薄めにスライス。
入浴中のじゃがいもをザルに上げて水気を切る。
油で熱した深めのフライパンに豚こま肉を炒める。
豚こま肉に火が通ったら、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを一気に入れ、油が全体に行き渡るまで混ぜながら炒める。
全体的にしんなりしてきたら市販のカレールーの箱に書いてある分量の水を入れる。
台所を漁っていると、香辛料のローリエが見つかったので生意気にも気持ち投入しておく。
沸騰してきたら火を弱めてしばし煮込む。
その間はシンク内の後片付けをするか、読みかけの本を読んで時間を潰す。
頃合いになったところで一度蓋を開けてにんじんとじゃがいもに火が通っているかチェックをする。
この時ローリエがいい仕事をしていると思うぐらい鼻口をくすぐる香りを放ってくれている。
OKならば一旦火を止め、カレールーを溶かしながら混ぜ合わせる。
カレールーが溶け切ったら再び火をつけ、かき混ぜながら煮込んでいく。
不思議なもので、そうしているとなんだかカレーが可愛く見えてくる。
しばしかき混ぜたらカレーの完成だ。
カレーを作る際のこだわりは特にない。
あるとすれば、「特に何もしない」だろうか。
玉ねぎを飴色にまで炒めることもしない。
私は企業様が練りに練って編み出されたカレールーの味を信じているから、これといった調味料は特に入れない。(ちょっとまて、ローリエ入れたよな?)
カレールーを使えば、なにも加えなくてもカレーは美味しくできる。
たまにはそういうレールに乗っかってもいいじゃないか。
ひとりでなんでも1から作る必要はない。
時には誰かの手を借りるてもいい。
誰かの手を借りることで誰かが喜ぶのなら、こんな素敵なWin-Win関係はないだろう。
そう思いながら、次の日のためにカレーを黙々と食べる。