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読書記録📖『それでいい。~自分を認めてラクになる対人関係入門~』 細川貂々•水島広子 著📖

青沼りんです。

今回の読書記録記事でご紹介する本はこちら📖


漫画家•細川貂々 精神科医•水島広子 著『それでいい。~自分を認めてラクになる対人関係入門~』(創元社)です。

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著者であり、登場人物の細川貂々さんは、知人を通じて知り合った精神科医の水島広子先生と『ネガティブ』について対談するコミックエッセイです。


細川さんはネガティブ思考を治したいけど、『ネガティブ思考クイーン』だからどうしても治せないという悩みを精神科医の水島先生に打ち明けます。

そこで彼女の専門である『対人関係療法』を用いてのカウンセリングを行います。

対人関係療法(interpersonal psychotherapy : IPT)とは、1969年代末から米国で開発された精神療法で、現在では日本を含め世界中に急速に普及しつつあります。(本書より引用)

著者である水島広子先生は、その精神療法を米国で創始される20年も前から日本に導入し、治療•研究•普及•治療者の育成に努めてきた先生です。(本書より引用)


対人関係療法のキーワードはこの2つ

『感情を大切にする』
『それって人間として当たり前だよね』

体に何かが当たると痛いし、熱いものを持つと熱いと思うように、人間がそういう感情になってしまうには当たり前。だからその感情を否定せずにまずは認めてあげようという事なんです。


そして、細川貂々さんは自身がネガティブ思考になった経緯を話してくれます。それを聞いた水島先生は、そういう考えになってしまうのは当たり前で、まずはその感情を認めることが大切だと言いました。


私がこの本に出会った頃、とある執着が捨てきれず、ネガティブ思考に悩んでいたんですが、お2人のカウンセリングを読み進めていくと同時に、まずは、『それでいい。』と自分の感情を認めてあげるという言葉を皮切りに、目からウロコが落ちまくりました🐠

「ネガティブな感情は当たり前のことなんだ。そう思っていてもいいんだ」と思えるようになり、捨てきれない執着を無理に捨てようとせずに認めてあげたことで、少しだけ心がラクになれました。


ネガティブ思考と上手に向き合っていく方法を教えてくれる1冊です。


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