委託ってブラック?私にとっては…
委託ってよくブラックと言われることが多いです。
新卒で委託給食会社に入った私。
10年以上前に比べるとマシになっているのかな?
私が経験した委託給食会社について掘り下げてみました。
私は新卒で現場栄養士として老健に配属されました。
現場栄養士の業務は…
・盛り付け
・配膳
・おやつの調理(へたくそすぎて外される)
・検品(納品されたものの片付け)
・棚卸
・洗浄(とても速くなりました)
・消耗品の在庫管理
・新人パートさんの指導(盛り付け方や一連の流れ→入社半年後ぐらいから)
・配膳前の点検(入社3ヶ月後ぐらいから)
・切り込み補助(よく指切っていました)
責任者になってからの業務…上の業務プラス
・発注、調整
・日計
・献立(基本施設側。パソコンに入力して数値調整)
・展開食の献立(糖尿病、腎臓病、肝臓病、すい臓病、胃潰瘍、貧血、心臓病、ミキサー食…など)
・衛生管理・指導
・シフト管理
・勤怠チェック
・指導係の指導(従業員のメンタル管理)
・マニュアル作り(現場と事務のこと)
・施設側との交渉(給食委員会の参加)
・本社とのやり取り(人為不足、売り上げ管理など)
書き出すといろいろやっていました…
栄養指導は一切なし。
ここの会社には6年3ヶ月在籍。(栄養士)
現場栄養士は1年半ぐらい、残りは責任者兼現場に入っていました。
責任者になったときやめたいと思うようになりました。(入社して1年半ぐらいの時)
理由は異常な勤務時間。
日の出と共に働いて夜更けに帰っていました。
これが1ヶ月続きました。
それでも何とか続けることができたのは、現場の人やヘルプに来てくださった方々のおかげ。本社に人を入れるように何度も訴えてくれました。募集しても人が来ないと…。
私は「やめたい、もう無理です…」が口癖になっていきました。
でも心のどこかで、
このまま辞めたら二度と栄養士に戻れないのでは?
と思う自分もいました。
当時、一人暮らしで生活の心配もありました。
ある日、けがで2週間仕事を休むことに…
本社の方に「休み中、ゆっくり今後のこと考えて決めて〜待ってるから。」
はぁ!!!!
けがの原因を作ったの、あんたたちのせいだろ!!!
私の代わりに言ってくれた調理師さん。
ありがとうございます!!
おっしゃる通り!!
それから私は2週間休み復帰しました。
メンタルも復活!!
このまま何も返さないでやめるわけにはいかない!!
本社の奴らに舐められたままやめたくない!!→口が悪くなってすみません。
なぜか爪痕を残したいと思うように…
それに、2週間私が休んでいる間、たくさんの人に助けてもらいました。
今度は自分が返す番!!
そんな考え方だった私。当時20代。
→今の性格なら即やめています。
きっと、初めての会社だから乗り越えられたと思います。→他を知らないから。
その後、私はたくさん経験値を増やしていきました。
・いろいろな年代の方と仕事をする
・行事食
・調理は向いていないことが分かった→でも、諦めずにある程度できるまでに成長した
・タイピングスピードが上がり、事務の仕事を短時間で終わらせることができるようになった
・ずっと赤字だったのに売上を黒字にした
など…
委託給食会社でこれから勤務を予定されている方…
委託はブラックというツイートも多いですが、この経験は無駄ではなかったと胸を張っていえます!!
しんどいことがあっても、
あの時の私ならこうやって乗り越えるかな?
とイメージしています。→あそこよりマシと思う。
もうしんどい…って方。
現状が回復する見込みがないなら、やめる選択しもありです。
ただ・・・
・人間関係が嫌だから
・誰かに言われたから
そんなやめ方をしたら後悔しか残らないです。
どうしてやめたくなったのか…
やりたいことがあるからやめるのは大賛成です!!
メンタルが…
本当に無理なら逃げるのもありです。
私も管理栄養士国家試験の勉強時間を確保するためにやめました。→合格までに2年かかりました。
懐かしい思い出話でした。
結論!!
私がいた会社は…グレーです。