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<シェア記事>焦って余計なことをしだすのは余裕があるから(豊かな時代に子育てをする難しさ)

◆のもきょうさんとまつひろさんの英語の早期教育についての対談です


◆上の対談が行なわれるきっかけになった、まつひろさんのvoicy


こちらの対談、いろんな角度から早期教育に関して語られていて、とても興味深かったです。ちょうど、昨日「こどもをまんなかにしてゆっくり親になる会」のzoom雑談会で「余白・余裕」という言葉が何度も出たので、ずっと考えていたのですが、この放送を聞いて「子育て中の余裕」についてまた考えました。

雑談会の中では、子育て中の親は余裕がなくていっぱいいっぱいで…という話だったんです。私もそれには深く共感しました。本当に子どもがいると余裕がなくなります。そして、親に余裕がなくなると良いことが全然ないんです。愛おしいはずの子どもの言動にイライラしてしまい、イライラすればうまくいくこともいかなくなって、ますますネガティブな感情に支配されてしまいます。

でも、この放送を聞いて、しなくていいことまでしたくなったり、人の様子が気になって焦ってしまうのは、余裕がある(食うや食わずじゃない)からなんだということにもあらためて気が付きました。

今の豊かな時代に子育てをする難しさって「余裕があるので、本来しなくてもいいはずのいろいろが気になってしまう、結果として余計なことをしてしまい、余裕をなくしてイライラしてしまう…」という堂々巡りに陥りがちなのかもしれませんね。あぁ…なんて不毛なんでしょう。最初から余裕がないんじゃなくて、余裕があるのに自ら余裕をなくしてしまうなんて。
そういう親の心理を利用した早期教育は、あの手この手で口を開けて待っています。


私は自分の体験から、子どもとの暮らしを親子で楽しく・豊かな体験にするには、絶対的に親のゆとり・余裕が必要だと思っています。だから、意識して「ゆとり(自動車のあそびのような部分)」をつくっていました。さらにその「ゆとり」は何かで埋めてはいけないことも意識していました。「ゆとり」は「ゆとり」のまま保持します。

これができるようになってから、子どもとの暮らしはぐっと楽になって、その瞬間を味わえるようになりました。

余白ってうめたくなるけれど、余白は余白のまま保持する勇気や潔さはとても大事なことで、うまくいく秘訣なんじゃないかと思います。大事じゃないことで余白を埋めてしまっては、大事なところで失敗してしまうんです。私は子どもが小さいころに、こういう失敗を何度かして、そう思うようになりました。そしてこれを実行できるようになって、失敗が減りました。

でもこれって、子育て以外のことでも同じかなとも思います。こういう子育てで得たものは、その後の私の人生に大きく役立っています。

今日はこの放送を聞いて、そんなことを思いだしました。


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