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放課後等デイサービスでの死亡事故
昨年12月に、放課後等デイサービスで、施設利用者の方(中学生)の死亡事故がありました。
私はそのことを最近知りました。事故当時は、ご家族のご意思(お子さんの本名など公開することになるのでためらわれたとのこと)で全国ニュースにしなかったそうです。ご家族のツイッターアカウントを辿って、これまでのいきさつを知りました。
本当に悲しい事故が起きてしまいました。
…亡くなられたお子さんのご冥福をお祈りいたします。
ご家族が署名活動をしています。
12月9日の事故から5か月が経ちますが、未だに事故の詳細説明がないそうです。
2022年12月9日放課後ディサービスにおける送迎時に13歳男子の死亡事故が発生しました。事故は送迎車が施設に着いた時に起きました。2名で降車させるところ1名で行い、行方不明となり8日後に川で発見されました。被害児童はこの施設に6年間通っていました。私たちは車の乗り降りの際がもっとも重大事故につながりやすいため、再三注意して欲しいことを伝え、施設側と移動時は2名で行うという取り決めをしていました。施設側はきちんと2名で行っているので安心して欲しいと何度も話していました。子供は話せないので、その言葉をずっと信じ、施設を信頼しておりました。しかし実際は過去にも何度か1名で移動させていたことが市の聞き取りにより分かっています。また車内には別児童もいて、その子供も目を離して危険にさらし二重三重に事故が起きる可能性もありました。ずさんな対応の積み重ねで死亡事故は起きたと思っています。なぜ危険な方法で移動させたのか、また施設の指導や管理はどうであったのかなど、事故の詳細が分かりません。
障害を持った児童らが、楽しく安全に社会性を学ぶ場所として、放課後ディサービスは非常に重要な社会的役割を担っております。しかし重大事故がおきては意味がありません。私たち家族も突然子供との別れが訪れ、何気ない日常を失いました。この悲しみは他の誰も経験して欲しくないと思っています。
大切なのはこの重大事故から学ぶことで、より安全なディサービスに繋げることです。だからこそ、事故隠蔽の前例を作ってしまっては、重大事故から学ぶ道を閉ざすことになります。また中途半端な事故情報の拡散は、事故に関係のない施設にも風評被害をもたらし、利用控えにも繋がってしまいます。
しかしながら、合同会社ミヤビ「アルプスの森」放課後ディサービス(施設長:宇津慎史)は、送迎時に発生した死亡事故の説明、およびその後の対策について公に説明することを拒否し続けています。私たち被害者遺族は、今後の安心・安全な放課後ディサービスの発展のため、今回の重大事故の説明、そこから学んだ安全対策などに関し公表(説明会やホームページでの記載など)することは大切であると信じ、訴えていきたいと思っています。
健全なディサービスの発展のため、私たちの考えにご賛同頂ける方は御署名のほど、よろしくお願い致します。
清水悠路 亜佳里
以前、放デイの送迎問題の記事を書きました。
過去に放デイで働いた時に、送迎の際にとても危険を感じたことがあったので、そのことを振り返って書いたのです。施設側に改善を求めましたが、今後も運営方法が変わることはないと言われたので、私はその施設を辞めました。同じ業種の施設でこのような事故があったことは、本当に残念でなりません。
ネットのニュース記事とご家族のツイートからの判断ですが、利用者の方の特性を保護者と施設側の両者で確認・相談の上、送迎時に2名付き添うことが決められていたにもかかわらず、事故当日1名で送迎を行っていたのならば、施設側に何らかの責任があるのではないか、と私は思いました。そして、なぜ決められたことが行われなかったのか、ご家族に対する説明責任があるのではないかと考えました。未だに事故当時の詳細説明・その後の対策説明が行われていないまま施設運営がなされているならば、その施設側の対応に対するご家族の心中を察すると胸がつぶれる思いです。
一日も早く説明会の開催が、もしくはご家族にだけでも事故の詳細説明がなされるよう願ってこの記事を書きました。
※追記します
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