大都会から地方にUターンして人生の第二章をスタート。「何者でもない私」がnoteという…

大都会から地方にUターンして人生の第二章をスタート。「何者でもない私」がnoteという真っ白なキャンバスに エッセイ、詩、ショートストーリー、短編小説を自由に綴っていきます。

マガジン

  • 写真詩

    心が動いた瞬間のキロク

  • シュートストーリー|短編小説

    自分の体験や妄想から生まれた物語を創作します。現実と空想を行き来しながら「喜び・悲しみ・怒り・嫉妬・恨み」といった人間の複雑な感情を丁寧に描くことを心がけています。

  • エッセイ

    心にブレーキをかけず生き方や恋愛、人生観について綴ります。日常のささいなことから人生の大きなテーマまで時にはゆるく、時には深く鋭く表現していきます。

最近の記事

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はじめまして|ごあいさつ

はじめまして。 凛と申します。 自己紹介なしでnoteを始めてしまったので 遅ればせながらご挨拶をさせていただきます💦 大都会での暮らしを離れ 自然豊かな田舎でフリーランスとして活動中。 のどかな田園風景に囲まれ 贅沢な時間を過ごしながら暮らしています🌱 noteを自己紹介なしで始めた理由は 何者でもない素の自分で 純粋に言葉と向き合い 創作を心から楽しみたい と思ったからです。 そのため年齢、家族構成、経歴、趣味などの自己紹介は控えました。 SNSの発信も行っ

    • 【詩】無色透明な幸せ

      幸せとは何も起こらないこと。 大きく心が乱れたり 心が疲れないこと。 「また、明日ね」と未来へ小さな約束を交わせること。 「おはよう」とまた会えること。 翌日のことを考えながら眠ること。 とくにこれといって何もない日。 幸せってきっとこんなもの。 何も起こらない日々は じつは奇跡の連続 幸せとは 静かな日々の連なり。

      • 余命宣告された父と私の選択

        10年前、私の父は余命宣告を受けました。 残された時間はわずか半年。 医師からは 「本人に余命を告げるかどうか」 「どの治療方法を選ぶか」 二つの選択を迫られました。 抗がん剤治療で、わずかに命を延ばすことは可能でしたが 激しい副作用に苦しむ日々を送ることになるかもしれません。 それとも治療せずに残りの時間を穏やかに過ごし 好きなことをして最期を迎えさせるか。 人は死を宣告されたらどのようになるのだろう… 私は何度も自問自答を繰り返しました。 父と母は数年前に離

        • 【詩】小さな鳥の大きな決断

          窓の外に視線を向けると スズメが休憩していた。 その小さな姿は まるでこの忙しい世界から一瞬だけ逃れて 静かで穏やかな時間を楽しんでいるかのように見えた。 騒々しい日常から解放され 心の平穏を取り戻しているようだった。 疲れたら休めばいい。 迷ったら少し立ち止まって考えたらいい。 私たちは常に何かに追われている。 スズメのように 時には立ち止まりゆっくり深呼吸をして 自分が行きたい方向を 見つめ直す時間をもちたいと思った。 スズメが飛び立つ瞬間 迷いはなく 力

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        記事

          【ショートストーリー】父が遺した手帳

          段ボール箱の中にひっそりと眠る小さな黒い手帳。 それは父が遺した暮らしの記録だった。 20年前に母と離婚し疎遠だった父が亡くなった。 知らせを受けた私は遺品整理のため父の会社を訪れた。 父は会社の寮で暮らしていた。 4畳半という狭い空間には 小さなテーブルが置かれていた。 押し入れの奥に埋もれていた段ボールの中から 小さな黒い手帳を見つけた。 手帳を開くと そこには父の日々の記録が走り書きで記されていた。 「朝、パンと牛乳」 「昼、コンビニ弁当」 「夜、カレーライ

          【ショートストーリー】父が遺した手帳

          会社の評価から解放されと思ったのに

          会社員時代の「能力評価」や「ボーナス査定の評価」期間は いつもヒヤヒヤだった。 自分の行動や成果がずっと評価されるプレッシャー。 ずっと頭の中にあって。 だって直接、収入に関わるから「気にしない」なんて キレイごとは言ってられなかった。 フリーランスになって「やっと他人の評価から解放される」と思ったけど その喜びは一瞬だった。 皮肉なことに… 会社員時代よりも 評価される機会が増えちゃったから笑える。 フリーランスになっても評価から逃れられない フリーランスになる

          会社の評価から解放されと思ったのに

          【エッセイ】フリーランス「諦めずに頑張る力」を育むグリーンと土の習慣

          フリーランスとしてスタートしてから 観葉植物の成長を観察することが習慣になりました。 観葉植物とフリーランスの働き方は似ています。 観葉植物は適切なケアと時間を必要… フリーランスも同じですね。 即座に結果が出るものではなく どちらも毎日の小さな努力が大きな成功につながる。 観葉植物が新芽を出すたびに 新たな挑戦を乗り越え 新しいスキルを獲得したときの喜びに似ている。 観葉植物が弱って枯れても 捨てるのではなく 水やりのタイミングを調整したり 日当たりを考慮したり

          【エッセイ】フリーランス「諦めずに頑張る力」を育むグリーンと土の習慣

          【エッセイ】スーパーで出会った小さな勇者・6歳の男の子が教えてくれたこと

          毎年、母の日が近づくと思い出す光景があります。 それはもう10年も前のこと。 おそらく、これから先も忘れないでしょう。 仕事帰りに立ち寄るスーパーはいつも夕方は大混雑。 ある日、そのスーパーのレジの行列に、ひと際目立つ存在を発見。 6歳ぐらいの男の子がひとりで並んでいたのです。 周囲を見渡しても大人はいない。 「えっひとりで来てるの…」 私は心配になり男の子の様子を見守ることに。 男の子の手に握られていたのは一輪のカーネーション。 その日は母の日。 スーパーの店先に

          【エッセイ】スーパーで出会った小さな勇者・6歳の男の子が教えてくれたこと

          【エッセイ】孤独でいたいからフリーランスになった

          私がフリーランスという働き方を選んだ理由は孤独が好きだから。 多くの人がフリーランスになって孤独に陥ることを恐れているけど 私の場合は少し違います。 もちろん人とのコミュニケーションは好きなほう。 シンプルに無理をしたくないだけ。 幼い頃から人に囲まれて過ごしていたし 会社員時代も、ひとりでいるより誰かといっしょにいるほうが好きだった。 それは協調性を重視してそうしなければならないという義務感から。 チームで仕事したり、雑談、ランチタイム、休日のお出かけ… 人間関係の複

          【エッセイ】孤独でいたいからフリーランスになった

          【エッセイ】「どこにいるか」ではなく「誰と過ごすか」が大切だと気づいた瞬間、心が動いた

          私が一番大切だと思っていたのは「自分がどこにいるか」ということでした。 都会への憧れ、新鮮な体験を求めて20代で故郷を離れて都会に旅立ちました。 都会での生活は新しい出会いや体験に溢れ、とても楽しかった。 テレビで見ていた街に自分がいる… すごい場所に立っているという優越感でいっぱいだった。 でも、その一方で孤独と不安を抱えていたのも事実。 抱えていたというより孤独にフタをして やり過ごしていたという表現が合っているかもしれない。 複雑な人間関係、常に求められる競争

          【エッセイ】「どこにいるか」ではなく「誰と過ごすか」が大切だと気づいた瞬間、心が動いた

          【エッセイ】日本代表の控え選手とキャプテン時代の葛藤が重なり合う

          私は小学、中学時代は地元の強豪校のバスケチームのキャプテンでした。 でも…試合開始から15分だけのレギュラー。 いつも決まって出場時間は開始15分間だけ。 そんな学生時代の挫折とサッカー、バスケの男子日本代表の控え選手に 重ねてしまう想いを綴ります。 フル出場できない悔しさと虚しさ私がフル出場できない理由は明確で、後輩に追い抜かれてしまったから。 レギュラーメンバーになっていたのもキャプテンナンバー「4」を付けていたから監督の配慮だったのかなと。 あと10分… あと5

          【エッセイ】日本代表の控え選手とキャプテン時代の葛藤が重なり合う