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【読書メモ】山野弘樹『独学の思考法』20
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
第2部 応用編 ― 独学を深める三つの「対話的思考」 第8章 他者に合わせた「イメージ」を用いる ― 対話的思考法のステップ3
メタファーの技法が、情報伝達する際の有効な手段の一つとして役に立つ
読む人に「類似を洞察させる」
非常に短い言葉で物事の関係性を理解させられる
メタファーが重要になってくるのは、「お互いに大きなギャップがある中での対話をするような状況おいて」である
ギャップとは?:お互いの考え方や感じ方、さらにはこれまでの環境や現在の環境に大きな隔たりがある状態を指す
「遠い他者」との対話は、お互いを誤解している状態から対話がスタートすると言っても過言ではない
メタファーを用いた説明の実践例
「哲学研究」のイメージ:「洞窟探検」のメタファー
→哲学のテクストと洞窟は、どちらもその全貌が見えないもので、一歩ずつ慎重に歩いて行かないといけない困難さが、両者の間で共通している
→少しずつ先に行くにつれて、これまで進んできた箇所に「光」を灯すことができる点も類似している
→洞窟探検と同じように、テクスト解釈においても、時折「貴重な資源」を掘り当てることができるときがある(「概念」)
→洞窟探検もテクスト解釈も、共に「チーム」で行うことが重要である営み洞窟探検というメタファーで「ストイックな営みだけど、やりがいもあるのだ」「一人だけで本を読んでいるだけではないのだ」といった点を具体的なイメージと共に伝えられる
メタファーを用いることで、ギャップを埋めながら他者と対話を行えるようになる
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![Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124372892/profile_faee130f9ab2e0097ad1dd991a2807dc.jpg?width=600&crop=1:1,smart)