【読書メモ】丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』18
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第3章 ケインズ先生、データ、AIは光ですか? ― デジタルと仕事編
ベーシックインカムはデジタル資本主義の弊害に対する解決策になるのか?
置かれている状況に関わらず、最低限の保証がされるベーシックインカムは、人生の不確実性に対する一助となる
一方で、アニマルスピリットが低下し、社会の弾力性が失われる可能性もある
→暇を持て余した人々(大衆)が、神経衰弱になるのではないか?
→才能を持っていない人々の多くにとって、働かなくてもよい社会は、辛いものである
豊かになるにつれ、非価格競争の世界に突入する
→"欲求"のレベル(生存に必要)ではなく、"欲望"の領域(付加価値、装飾性、物語性)に、多くの経済活動がシフトする
→ポスト産業資本主義の主力商品は、"形のない資本"(無形資産)になっている貨幣は"未来の夢"の商品
→単なる交換の手段ではなく、"将来の無限の可能性"をもつ存在に感じられる("流動性選好")
→それゆえに、貨幣自体を欲望して溜め込んでしまうデジタル資本主義の進化が見出そうとしているのは、"未来への夢"である
→貨幣を中心に市場を運営しようとする限り、市場の論理では動かない存在がバランスよく介入する必要がある
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