【読書メモ】シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』19
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読書メモ
第3章 ステップ1 課題を選ぶ
「書く」ことで課題を定義する
アインシュタインの言葉
→「最大限の努力でぎりぎり達成できるレベルを見極める直感を磨かなくてはならない」選択マップに書く最初の要素
→メインの課題課題を紙に書き出すことが大事
→書くことによって、思考を集中させ、整理し、組み立てることを強いられるから(=書き出すことで、実際に思考を生み出す)どうしてもまとまらない場合は、次の質問に対して5~7個の答えを書く
毎日の生活に起こる、解決したい課題は?
関心のあるテーマや、くわしく知りたいテーマは何か?
毎日の生活で一番大切にしていることは何か?
書き出した答えのリストを眺めてみると、やる気が持てる課題が浮かび上がってくる
取り組みたいと思える課題が見つかったら、3文以内で説明する
どんな課題を解決したいのか?
なぜその課題を解決したいのか?
どうしてわざわざ課題を考えるのか?
→課題を解決しようとせずに生み出した発明品は失敗するから誰も使いたがらないものは、イノベーションではない
「課題」とは「誰かがほしがっているが、手に入らずに苦労しているもの」を指す
感想
これは、イノベーションだけではなく、本や論文の執筆にも適用できる方法だと思いました。
イノベーションも、本や論文の執筆も、日常から離れたものではなく、むしろ、日常のど真ん中に、ネタになるものがあることがわかります。
課題を見つけるのに必要なのは、明晰な頭脳や論理的思考力ではなく、むしろ、日常のできごとを仔細に観察する力であると思います。日常のできごとは、注意を払わずに目に映っているだけであることが多いので、ふだん目にしているものに気付かないでいます。
それはそれで、エネルギーを消費しないための工夫のようにも思えますが、疑問を感じる力を次第にしぼませているように感じます。
世の中そういうものだ、それが当然だ、という思考が、頭のなかの多くを占めたとき、アイデアを生み出す力は失われるのだと思います。