【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』31
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読書メモ
Part2不確実性のマネジメント 08リアルオプション 夢のある事業に賭ける
リアルオプションの種類
延期オプション
もう少し状況が見えるまで、意思決定を遅らせる
典型例:マンションの手付金
段階オプション
投資のステージが進むたびに意思決定をしていくという事業に向いたオプション
典型例:医薬品の開発
拡大オプション
将来の発展可能性を考えて、「〇〇年後までに隣の土地を追加で買える」というオプション契約を結ぶケース
典型例:海外の工業団地に工場を新設するとき
縮小オプション
拡大オプションの逆
→上手くいかなかったときに備え、事業を縮小できるようにしておく典型例①:機会を買わずに割高なリースやレンタルにする
典型例②:正社員を雇わず、パートやアルバイトを雇う
撤退オプション
縮小ではなく、完全にやめるという選択肢を確保しておくこと
典型例:あえて現地の会社と組んで、撤退時には相手に事業を譲渡できるようにする
転用オプション
あるビジネスが予想どおりに進まなかったとき、ほかのビジネスに使えるようにしておくこと
あえて汎用的な設備にしておく
典型例:ラーメン屋で成功しなかった→蕎麦屋に転用する
感想
リアルオプションの種類はいくつか出てきましたが、これらは単独でつかうのか、組み合わせて使うのか、が気になりました。
リアルオプションは、シナリオプランニングと組み合わせて使うのでしょうか。シナリオプランニングで不確実性の高い事態を想定しておきながら、その想定内で起こりうるオプションを考えるとか。
シナリオプランニングがストーリーを作るなら、リアルオプションはそのストーリーに沿った具体的な対処法ということなのでしょうか。
この本(『ビジネススクール 意思決定入門』)全般に言えることですが、紹介されているツールは、それぞれ単独で使うものなのでしょうか?、それとも、組み合わせて使うものなのでしょうか?私の意見としては、組み合わせて使うのではないかと思いますが…