【読書メモ】波頭亮『成熟日本への進路』29
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
III 仕組みの改革
三 官僚機構の改革戦略
官僚機構の改革は困難なテーマ
→解決策は全くないのかというと、そうではない官僚機構改革の2つのポイント
官僚機構と対決するには戦略的でなければならない(✕全面対決)
政治=官邸/内閣が官僚の人事権を掌握すること
特別会計を透明化・解消すること
官僚機構の意向と明らかに異なる方向の政策を実現できたのは小泉内閣だけ
→上記の2点で有効な手を打ったから(革新派のメンバーを集める/特別会計の本丸である郵政と道路公団にイシューを絞った)
→国民から高い支持を得ていたため、メディアを使ったアンチ小泉改革のプロパガンダも十分に機能しなかった
→小泉氏退陣のたった3~4年で退行させられつつあった民主党は、ヴィジョンと政策を実行するための体制と仕組みが戦略的ではなかった
感想
人とお金にポイントを絞れば、なんとか官僚に太刀打ちできることがわかりました。
メディアも同時に警戒しておいたほうがよさそうに思います。メディアが流すイメージで、さまざまな改革が止まってしまってきたことを考えると、政治家や政党を悪くいうことに対して、もう少し警戒心をもったほうがよいと思いました。
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。