![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114417027/rectangle_large_type_2_c54a0f2795f810f3cd6cac945ecc7592.jpeg?width=1200)
【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』16
読んだ本
読書マインドマップ
![](https://assets.st-note.com/img/1693017502332-GvBsm7Bi74.png?width=1200)
読書メモ
第3章 見えない世界を観る ― マインドアイの系譜
「発見」にとらわれない見方が「発見」を導いた
アレキサンダー・フレミング
ペニシリンの発見
ブドウ球菌の周りにカビが生えていたが、隣接する部分には、菌が増殖していなかった
他の研究者は、目的と関係のない情報を排除してしまっていた
フレミングは、すべての視覚的刺激を受け入れた
AIの眼はいまだに「サルと人間」を見分けられない
観察の強み
AIに代替されづらい
自分でコントロールできる
マインドアイの機能を高める
さらにAIが発達するとして、自分の眼で「観察」する意味がどこまであるのか?
人間の眼は、脳と密接に連携する知覚のメカニズムがあり、複雑かつ洗練されている
人間の「見る」は、ほとんどが脳のクリエーションである(=実際には脳がつくったイメージを見ている)
人間の視覚システムは、無限のイメージを創造的に知覚できる(=AIが人間の眼を簡単には模倣できない理由)
感想
これまでの事例は、「知覚」がうまく活用された事例ばかりですが、逆に、質の悪い知覚が偏見を増幅させた、ということはなかったのか、という疑問を持ちました。
人間の「見る」が、脳のクリエーションであり、無限にイメージを創造的に知覚ができるのなら、偏見なども無限に知覚できるのではないかと思ってしまいました。
その辺りはどうなのでしょうか?、気になるところです。
いいなと思ったら応援しよう!
![Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124372892/profile_faee130f9ab2e0097ad1dd991a2807dc.jpg?width=600&crop=1:1,smart)