
【読書メモ】シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』42
読んだ本
読書マインドマップ

読書メモ
第6章 ステップ4 箱の中と外を探す
他人のアイデアに謙虚になる
トロッター・マトリックスが生まれた重要なカギは「謙虚さ」
誰かが自分よりも優れた方法を考案しているかもしれないと認める
GEはいかに「家電のオンライン販売」を実現したか
消費者に直接オンラインで家電を販売したいと考えた
→量販店はGEを締め出し、競合から家電を仕入れるのではないか?ドラフト課題:家電の卸売からオンライン販売に移行するには?
→家電販売に関わる一連の活動に分割
→各チームが成功事例をマトリックスに書き込んでいった最終的には、福利厚生として、GEの社員の家族に、オンラインで家電販売をした
→元の課題は解決せず、縮小された課題を解決したThink Biggerの選択マップには、固定した列はない
→多種多様の情報源から得た、さまざまな戦術を書くスペースがある
→選択マップは、戦術の組み合わせを示している
感想
自分の外に解決策のカギがあると認識することが、謙虚さにつながり、イノベーションにつながるということになります。
自分でうんうん考えるのが解決策につながると錯覚してしまいますが、そんなことはないということがわかります。むしろ、自分をとりまくさまざまな情報に意識を向けたほうが、よい解決策を生み出しやすいのでしょう。
そう考えると、イノベーションは、インスピレーションというよりは、キュレーションに近いものかもしれません。美術でも音楽でも図書でも、個人がある方針で作品を集める集め方に価値が置かれることがあります。「0→1」にこそ価値があると考えられがちですが、組み合わせのセンスもまた、価値あるものだと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
