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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』25


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神田房枝『知覚力を磨く』目次マインドマップ

読書メモ

第5章 どう観るか ― 知覚をブーストする4つの技術

  • 細部にとらわれない人は、眼球をどう動かしているか? ― 技術①

    • 「絵画を観察するように世界を観る技法」を実践する時の4つの技術

      • 全体図を観る

      • 組織的に観る

      • 周縁部を観る

      • 関連づけて観る

    • 「全体図を観る」:「全体」をつかめる人はどう眼を動かしているのか?

      • 美術を観る訓練を受けている人は、全体をまんべんなく観る

      • 訓練を受けていない人は「観えていない自分」に気づかない

      • 「絵画を観るように世界を観る」ことに慣れるまでは、目立たない要素や空いたスペースや四隅にも、眼を向けるよう意識する

    • マインドアイで「具体性に満ちた全体」をとらえる

      • ビジネスの全体を俯瞰するためのマップやチャートも「全体像」にほかならないアウトラインとしての機能しかない

        • それぞれの要素やその関係性の骨組みは可視化される

        • 全体のなかでの位置づけや特徴は捨象される

        • 全体像とは、絵画においては下絵の働きをするだけ

        • 全体図を肉眼とマインドアイで観察していなければならない

感想

「全体像」と「全体図」の違いをいままで考えたことがありませんでした。「全体像を見る」とは「骨子だけ見て全体を捉えること」、「全体図を観る」とは「全体のありのままを見て、かつ、目で見えないものをマインドアイで観ること」ということなのだと思います。

「全体像を見る」のは、余計と感じている要素を落として見るということにも通じており、いわゆる「検索モード」で物事を見ているのだと思います。

ホームズの事例にもあったとおり、では、多様な解釈を生むポイントだけを見て、全体図をつかむには何をどう見ればよいのか、次の展開が楽しみなところです。

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Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)
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