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【読書メモ】山野弘樹『独学の思考法』2
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
プロローグ 『考えるとはどういうことか? ― ショーペンハウアー『読書について』から考える
考えることに対する誤解 =「一問一答式知識観」
知識は累積的な性格を持つ
→知識は基礎から積み上げるものであると考えた知識は単なる思考の道具である
→「誰がどのような文脈で考えたのか」を切り離して考えた知識を収集すること自体が思考力を高める
→インプットすれば、自動的に思考力も向上すると考えた
ショーペンハウアー『読書とは何か』
→読書は「他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない」
→私たちが読んでいる本は砂の上に残った「足跡」の如きもの考えることは「走ること」と著者は理解する
→他人の足跡をだけを追いかける思考の様態 = 知識によって思考が支配されている状態「考える力」を身につけるトレーニングを有効に行うには、先人の足跡を参考にしつつ「自分の足で走る」ことこそが重要
「一問一答式知識観」の修正
知識は改定的な性格を持つ
→知識はある観点から定式化されるため、その観点の妥当性を検討し、自らがその観点を選択することが重要知識は思考を規定する側面がある
→批判的な視座を失ったとき、知識が思考の主人となってしまう思索を展開することこそが思考の本質である
→書物に対して問いを投げかけながら読書するという双方向的な読書法が、思索する精神には求められる知識観の変容は、知識と思考の関係性自体を根本的に問い直すものになる
自分の足で走るための五つのスキル
問いを立てる力
分節する力
要約する力
論証する力
物語化する力
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![Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124372892/profile_faee130f9ab2e0097ad1dd991a2807dc.jpg?width=600&crop=1:1,smart)