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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』21
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
第4章 何を観るか ― 絵画を観るように世界を観る方法
生まれつき「絵を観るように」世界を見ている人たち
イケアの創業者・イングヴァル・カンプラード
イケアの組立家具のインストラクション
文字による説明が一切ない
組み立ての工程が一目で把握できる
全体と部分の関係がわかりやすい
カンプラードはディスレクシアだった
ディスレクシアの人たちの特長
言葉を介さない観察やビジュアルシンキングで卓越している傾向がある
優れた空間的知覚力、パターン認識力、問題解決力を持っているとも言われている
たった3時間で「診断する力」が13%向上する
「絵画観察トレーニング」
絵画を観察しながら、説明するエクササイズを行う
わずか2時間半のセッション
→患者の症状を見極める力が13%向上
→トレーニングを受講しなかった学生と比べると74%も高かった
感想
校正をする人は、文字を読むのではなく、見ることで、誤植を発見すると聞いたことがあります。文字が模様に見えるそうです。ディスレクシアの人たちの認識とは、そういうものなのでしょうか?
速読法のなかには「視読」といって、文字を頭のなかで音読せずに読む手法もあるそうです。私の読み方も、これに近いものがあります。最初に最初から最後まで本をぱらぱら眺めてから読むと、頭のなかで音読をほとんどせずに読むことができます。
空間知覚やビジュアルによる理解と、言語による理解は、同じ対象を見ていても、異なる認識をしているということでしょうか。人間の脳とは不思議なものです。
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