【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』33
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第6章 知覚する組織へ ― リベラルアーツ人材の時代
マッキンゼーの人材開発でも「絵画」が用いられている
人材開発は汎用性が求められ、かなりの時間を要する
会社のビジョンやミッション・ステートメントには、経営者の信念や歴史やストーリーが凝縮されている
→しかし、そのごく短いフレーズだけで、背後にある全体図を把握するのは難しいその2つの問題を緩和するのが「絵画を観察すること」
なぜアップルの研修では、ピカソを観るのか?
パブロ・ピカソの《牡牛》
シンプル化(抽象化)こそが、芸術の新たな創造性を開放するパワーであることを示そうとした
アップルの企業理念である「シンプルさ」を社員に行き渡らせるため《牡牛》が選択された
《牡牛》に記録されているシンプル化の過程それ自体が、アップルにおけるプロダクトデザインのプロセスと見事に重なり合う
ここまでぴったり経営者のビジョンとアート作品が一致していないなくても、絵画をビジネスに取り入れる価値はある
創造的思考にポジティブな効果
癒やし効果
感想
絵画(≒イメージ)は、言葉よりも情報量が多いので、ビジョン・ミッションを伝えるにはいいのかもしれません。言葉から受けたインスピレーションを絵画にし、ロゴをつくるのもいいかもしれないと思いました。
会社が絵画を購入するのは、資産という意味でもそうでしょうが、社員を育てるという意味でも、価値があることなのだと思います。もしかしたら、会社が所有している絵画をみれば、その会社の価値観がわかるのかもしれません。
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